kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ベトナム人を殺そうとした石原慎太郎が、「海に落ちた海保職員を中国人が銛で突いた」と発言

石原慎太郎、尖閣問題で「海に落ちた海保職員を中国人が銛で突いた」 発言 - 薔薇、または陽だまりの猫 より。

石原都知事の発言

「政府の関係者から『仄聞ですが』と聞いた」と前置きした上で

石原 「日本の巡視艇の乗員が落ちたのを、なんか弾みに中国の漁船(の乗組員が)銛で突いてるんだって、それはねぇ、仄聞ですがっつったけど数人の人から聞いた。それはねぇ、やっぱりその実態ってのは私たち知る必要があるし、公開すべきだと思うし、それがやっぱりこの問題に対しての正当な日本人の世論ってのを作っていくと思いますよ。


裏もとらずに流言飛語を垂れ流すのは石原の常態だが、特にこの発言に関しては、石原自身の前科を思い出すべきだろう。

かつて石原は、写真報道家石川文洋ルポルタージュベトナム最前線』 (読売新聞社)に、下記のような序文を寄せた*1

ベトナム戦線Dゾーンのチャンバンの砲兵陣地で、訪れた我々日本記者団に向かって、試みに大砲の引き金を引いて見ないかと副官にすすめられたことがある。 (中略) 番が私に廻って来そうになった時、同行していた石川カメラマンがおだやかな微笑だったが、顔色だけは変えて、 「石原さん、引いてはいけません。引くべきでない。あなたに、この向こうにいるかも知れない人間たちを殺す理由は何もない筈です」
といった。
躊躇(ちゅうちょ)している私に、陽気な副官は鉄兜をさし出し、”Kill fifteen V.C.!”
と叫んだが、幸か不幸か突然射撃中止の命令が入り、その時間の砲撃は止んでしまった。
私は今でもその時の石川君の、私を覗(のぞ)くように見つめていた黒いつぶらな瞳(ひとみ)を忘れない。童顔の、あどけないほどのこの若いカメラマンの顔に、私はその時、なんともいえず悲しい影を見たのだ。
彼がもし強く咎(とが)めていたら、私は天邪鬼(あまのじゃく)にその後まで待って引き金を引いていたかも知れない。


つまり、もう少しで石原はベトナムの人たちを殺すところだったのである。

そんな石原だから、「海に落ちた海保職員を中国人が銛で突いた」などと軽々しく口にできるのだ。石原は、人間はみな石原自身と同じように、殺人を何とも思わない神経を持っている、とでも思っているに違いない。