kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

巨人の関東地方私設応援団が消滅

http://www.asahi.com/sports/update/1227/TKY201012270373.html より。

求む、巨人の私設応援団員…入場券転売で解散、球団募集


 プロ野球の巨人は27日、首都圏を中心に活動していた私設応援団が、団員の不正行為の責任を取って解散したことを明らかにした。関東地方で巨人の私設応援団は一つしかなかっため、来季の応援スタイルに影響が出るとして、この日から球団が応援団員の募集を始めた。プロ野球私設応援団は自然発生的に生まれたもので、球団側が応援団員を募集するのは球界では極めて異例だ。

 解散したのは「東京読売巨人軍応援団」。30年以上前に結成され、東京ドームなど首都圏の全試合でトランペットや太鼓を使ってスタンドを盛り上げてきた。しかし、10月にメンバーの1人が入場券をネットオークションなどで転売していたことが発覚。これが日本プロ野球組織(NPB)が2005年12月に定めた「試合観戦契約約款」と「特別応援許可規程」に違反していたため、応援団側が解散を決めた。メンバーの約20人は、来季1年間、球場への入場が規制される。

 NPBは暴力団排除などを目的にこの約款を定めており、私設応援団の入場は審査を通過した団体に限られている。その代わりに応援団員は入場券購入を優遇され、まとまった応援席を確保できる。

 巨人の担当者は「球団が私設応援団員を募集するのは異例だが、応援を楽しみに球場に来るファンのために必要と判断した」と説明している。募集人員は約20人。15歳以上で、首都圏の試合で応援できる人が対象。2月上旬にはメンバーを決め、応援練習なども行うという。詳しい募集要項は巨人球団のホームページ(URL省略)まで。


asahi.com 2010年12月27日21時0分)


要するに一つしかなかった読売の関東地方私設応援団が不祥事を起こして解散に追い込まれ、フランチャイズのある関東地方には読売の私設応援団は一つもなくなったということらしい。巨人の没落を象徴するようなできごとだ。

それにしても、なぜ朝日が読売の宣伝をしてやるのか不思議だ。引用時に削除したが、asahi.comには読売球団*1のホームページのアドレスまで出ていた。

ちょっと前の朝日だったら、「巨人の関東地方私設応援団が消滅」とかいう見出しにして揶揄したと思うのだが。現に、6, 7年前に、横浜スタジアムの巨人戦消化試合で、雨が降ったこともあって客が数百人しか入らなかった時には、ほとんど客のいない横浜スタジアムのスタンドの写真が入った記事をうれしそうに載せていた。

巨人の不人気が常態化して、ついに商売敵の朝日にまで同情されるようになったということなのだろうか。

*1:朝日の記事では「巨人球団」という不自然な表記になっている。普通、「巨人」とは言っても「巨人球団」とは言わないと思う。