kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

最悪のネオリベ新党「日本維新の会」の構想にうんざり

「小沢政局」にうんざりしている私は、政治を扱うブログを運営しているにもかかわらず政局にはあまり強くなく、「原口新党」についても、某有名ブログで初めて知ったというていたらくだった。

原口一博が立ち上げようとしているという「新党」は、党名からいっても明らかに橋下徹河村たかしとの連携を狙うものらしい。


http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110216ddm002010073000c.html

橋下・大阪府知事:河村・名古屋市長と会談 原口前総務相と連携へ

 大阪府橋下徹知事は15日夜、大阪都中京都両構想で連携する河村たかし名古屋市長と大阪市内のホテルで会談した。地域政党大阪維新の会」(代表・橋下知事)が先月下旬、名古屋市長選で河村市長の応援に名古屋入りして以来の対面。2人は、民主党原口一博総務相が設立を打ち出した政治団体日本維新の会」と連携する方向で一致した。

 2人は雑誌の企画で対談した。【佐藤慶


勝谷誠彦と仲の良い原口一博は、政治思想右翼にして新自由主義者であり、私が特に嫌う政治家の一人だ。自民党政権時代の末期、首都圏では見られないやしきたかじんの極右番組で、出演者たちに「将来の総理大臣候補」とおだて上げられた原口が相好を崩していたのを見た時には、頭に血が昇った。

政権交代選挙の直前にも橋下徹に秋波を送っていた原口が、「日本維新の会」などという、いかにも橋下へのお追従臭がプンプンする政党名を掲げた時点で、きたる「政界再編」とやらの中心になるのがどんな人たちかがはっきりしたと考えるべきだろう。橋下、原口、河村の「HHK」が主導するのである。「HK」がつくものにはろくなものがなく、日本放送協会しかり、MHK(村上世彰堀江貴文木村剛)しかりだ。

「維新の会」などというと、大前研一の「平成維新の会」も思い出すが、あれも「政策提言型市民集団」を自称する新自由主義者の集団だった。今回の「日本維新の会」は、地方分権やら「減税」(実体は強者への強力な逆再分配)やらを前面に押し出して、「自民にも民主にも飽き足らない」という、マスコミの影響で膨れ上がった層を狙って、次の総選挙狙いで立ち上げるものだろう。

実際には、自民・民主から出て、両党の悪い部分のエッセンスともいえる政党になるのだろう。当然小沢一郎はこの動きに目をつけ、かつて90年代に旧来型の自民党政治家でありながら「政治改革」の旗を振って日本の政治にどうしようもないダメージを与えた時の「夢よもう一度」を狙うのだろうが、HHKは利用できる時だけ小鳩を利用して、利用価値がなくなったと見た時点で切り捨てるだろう。小沢一郎鳩山由紀夫も、残された政治生命はもう長くないのである。