しーらけどーりー、とーんでゆーくー、みなみのそーらーへー、みじめ、みじめ♪
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120204-OYT1T00070.htm
橋下氏の批判受け入れ、河村氏が減税施策棚上げ
次期衆院選で候補者擁立を目指す地域政党・大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長と、減税日本代表の河村たかし・名古屋市長が3日、大阪市内で会談し、国政での連携を図るため、河村氏が減税施策をいったん棚上げすることを確認した。
河村氏は市民税の恒久減税などを訴えてきたが、国政の政策づくりに着手した橋下氏が「減税の旗を降ろすか、何かの調整がないと一緒になれない」と減税に批判的な姿勢を示したため、河村氏側が妥協した形だ。
会談は、関係修復を図るため、河村氏から申し入れた。河村氏は会談後、「減税か増税かは社会全体のシステムをつくってから考える。(連携は)互いの政策を確認してから判断する」と述べ、大都市制度や教育委員会制度などについて、互いの政党が公約を明確にした後に連携を判断する意向を示した。
(2012年2月4日01時06分 読売新聞)
河村よ、あんたんとこの政党の名前、なんて言ったっけかな。
この河村たかしの屈服を呼び込んだ橋下徹の「減税日本」批判は下記。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120203-OYT1T00095.htm
橋下市長「減税表明はナンセンス」河村市長批判
知名度の高い首長同士でタッグを組んできた地域政党・大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長と、減税日本代表の河村たかし・名古屋市長との間にすきま風が吹いている。
橋下氏は2日、河村氏が主張する減税政策について「今の段階で増税か減税かを表明するのはナンセンス」とツイッターで異論を展開。両者は次期衆院選で候補者擁立を目指すが、連携は難しい情勢だ。
2人は2010年12月、「大阪都構想」と「中京都構想」を旗印に連携し、昨年2月の名古屋市長選や同11月の大阪市長選で互いに応援に駆けつけた。
しかし、橋下氏が維新の国政政策作りに着手したため対立点が浮き彫りに。橋下氏は1月31日、報道陣の取材に「河村さんが減税の旗を降ろすか、何かの調整がないと一緒にはなれない」と表明。ツイッターには「まずはどのような社会システムを作るのかを固める。住民税が下がるかどうかはちっぽけな最後の話だ」とも書き込んだ。
ただ、河村氏は橋下氏との連携に積極的で、1日の記者会見では、「減税でなければ政治ができないと言っていたら、私は1人になってしまう」と、危機感をにじませた。
一方、橋下氏は、河村氏とともに「中京都構想」を掲げる大村秀章・愛知県知事には、愛知での政治グループ設立を呼びかけるなど、協調姿勢を示している。
(2012年2月3日07時55分 読売新聞)
私はこれを橋下の河村への「三行半」とみなした。「減税」は党名にもかかげている河村たかしの地域政党の一丁目一番地の政策だ。それを橋下が否定したのだから、これは「あんたとは組まないよ」との意思表示以外のなにものでもない。同時に、河村の背後にいる小沢一郎に対する牽制でもあるだろう。
河村を突き放す一方で、これまで河村の「盟友」と言われてきた大村秀章を取り込もうとしているのも橋下の狡猾なところで、こういう話は小説の中だったら面白いかもしれないけれど、現実の政治でこんなものを見せつけられても不快なだけだ。
結局河村は「減税」の看板を下ろしてまでも橋下にすり寄る道を選んだ。私は、河村の「減税」なる政策は、再分配を否定した「経済極右」思想に基づくもので論外だと考えているが、そこを突いて河村と大村の分断を図り、ひいては小沢一郎の影響力を弱めようとする橋下の駆け引きには恐れ入る。
それにしても河村たかしは男を下げた。そのうち、この男に付き従う人間は誰もいなくなるのではないか。
いや、そんな悠長なことは言っていられないかもしれない。これぞ「ハシズム」の本質ともいえるかもしれないからだ。よく「原子力ムラ」などと言われるが、これこそ「橋下ムラ」なのではないか。「村八分」にされそうになった河村たかしは、「ムラに残して下さい」と泣きついているのだ。そのうち、橋下に逆らう者は生きていけなくなるのではないかとの嫌な予感が脳裏をよぎる。