なるほど、そういうことだったのか。
http://www.asahi.com/politics/update/1115/NGY201211140030.html
減税日本、太陽の党に合流方針 河村氏、共通公約発表へ
減税日本(代表・河村たかし名古屋市長)は14日、石原慎太郎前東京都知事らが立ち上げた太陽の党に合流する方針を固めた。15日に石原、河村両氏が都内で共同記者会見を開き、次期衆院選に向けた共通公約を発表する。
河村氏は13日夜、都内のホテルで石原氏と約2時間にわたって会談した。減税日本関係者によると、この会談の場で、両氏は合流について合意したという。減税日本に所属する国会議員が太陽の党に入る方向だ。減税日本は、名古屋圏の地域政党として存続させる。
河村氏はこれまで、次期衆院選に向けて既成政党に対する「第三極」の結集を呼びかけていた。河村氏と石原氏はともに一橋大OBとして旧知の関係で、これまでも連携を模索してきた。石原氏が13日に太陽の党を設立したことをきっかけに、合流話が一気に進んだという。
(朝日新聞デジタル 2012年11月15日1時12分)
記事の続きは有料だが、実は上記引用部分だけでも、今朝(11/15)の朝日新聞3面掲載の記事より長い。今日の夕刊にでも載るのだろうか。
これが、維新の怪と合流したくて果たせなかった河村たかしのたくらみだったのだ。つまり、維新の怪とは直接合流できないから、維新と組んで戦う「太陽の党」と合流しようというわけだ。
少し前に減税日本入りした小林興起が、「私は石原新党に入るため、減税に入った。河村氏もそのことは知っている」と発言したことを朝日新聞が報じた(11/1)。私はそれを当ダイアリーに記録した。
「石原新党に入るために減税日本に入った」小林興起w - kojitakenの日記
もうこの時点で、減税日本の石原老人党への合流は決まっていたのだろう。だから、それをよしとしない藤川晋之助・東京本部事務局長など党幹部の辞任が相次いでいたのだ。
なお、私は知らなかったのだが、昨日(14日)の時点で既に減税日本の太陽の塔への合流話は出ていたらしく、橋下徹がこれに当惑していると産経が昨日報じていた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121114/stt12111414050008-n1.htm
太陽の党と減税日本連携に戸惑い 日本維新の橋下代表
日本維新の会代表の橋下徹大阪市長は14日、「太陽の党」を結成した石原慎太郎前東京都知事と減税日本を率いる河村たかし名古屋市長が次期衆院選の連携で一致したことについて「第三極のいろいろな小グループをまとめられるのは石原さんしかいない」と述べた。市役所で記者団の質問に答えた。
橋下氏や松井一郎日本維新幹事長はこれまで、減税日本について、価値観や政策が根本的に違うと繰り返し強調。一方、石原氏個人との連携には強い期待感を表明していただけに、石原、河村両氏の連携の急展開に戸惑っているとみられる。
橋下氏は2党の連携合意が、日本維新と太陽の党で進めている政策協議に与える影響に関しては、明確に答えなかった。
(MSN産経ニュース 2012.11.14 14:03)
もちろん、小沢一郎が「国民連合」とやらからは脱退する形になろう。小沢一郎に後ろ足で砂を引っかけるこのやり方こそ、河村たかしの真骨頂ともいえるもので、河村ならこの程度のことはやりかねないと私は思っていた。
それとも、太陽の塔、維新の怪、みんなの党と「国民連合」とやらが合流する、「第三極」とやらの壮大な野合の構想でもあるのだろうか。
まさかね。
蛇足だけど、この11月16日解散、12月16日投票という日程は、だいぶ前から野ダメ、安倍晋三や石原慎太郎の間では「公然の秘密」になってたんじゃないかな。野ダメが東京都知事選に衆院選をぶつけたというより、初めから12月16日総選挙という日程が彼らの間でわかりきっていたから、その時までに衆院選に立候補できるように石原慎太郎が都知事を辞任したと見る方が、どう考えても自然だ。