浜松というのはよくよく常識が通用しない土地柄らしい。
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032701000089.html
第17回統一地方選の政令市長選が27日、札幌、相模原、静岡、浜松、広島の5市で告示され、現職3人と新人12人の計15人が立候補した。静岡は河村たかし名古屋市長が率いる首長新党「減税日本」の公認候補と与野党相乗り候補が争う構図が確定。浜松では現職鈴木康友氏が政令指定都市の市長選として初めて無投票で再選を果たした。札幌と広島が与野党対決となった。
民主党が比較的強い都市部での選挙結果や首長新党の戦いぶりは、市町村長選などが行われる統一選後半戦や次期衆院選にも影響を与えそうだ。浜松を除く4市長選は12都道県知事選などと同じ4月10日に投開票される。
2011/03/27 18:08 【共同通信】
鈴木康友という、元読売のプロ野球選手と同姓同名の男とはいったい何者か。
この男は、松下政経塾出身の元民主党衆院議員だが、2005年の郵政総選挙で自民党の塩谷立に敗れ、復活当選もできずに浪人中の2007年、浜松市長選に立候補して初当選した。
この時、鈴木は浜松財界のドンともいえるスズキ会長の鈴木修の全面的バックアップを受けた。浜松では、鈴木修の応援を受けられるかどうかが選挙の死命を制するらしい。2005年の郵政総選挙で城内実が落選したのは、鈴木修が城内支持を明言せずにバックレて逃げたからだと言われているし、逆に2009年の政権交代選挙では鈴木修が早々と城内実支持を明言したので、城内陣営は大舟に乗った気分で、楽勝の選挙戦を展開したのだった。
その鈴木修が鈴木康友を支援するのでは、誰が立っても勝ち目はないとばかり、自民党も鈴木康友に相乗りしたし、共産党も候補者擁立を断念したために鈴木康友の無投票当選となったのだが、この鈴木康友は、首長連合に参加して橋下徹、中田宏、山田宏といった面々と行動をともにする、根っからの新自由主義者なのである。
こんな政治家の無投票当選を許す浜松とはいったいいかなる都市なのかと思わざるを得ない。こんな土地柄だから、城内実なんかを排出*1したのだろうか...
*1:輩出の誤変換には非ず。