kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

維新、西宮市長選と同市議補選で会心の3タテを食う。祝・全員落選\(^○^)/

 兵庫県西宮市に本拠地を置く阪神タイガースは西宮ではなく大阪でヤクルトに開幕3連敗したが、その大阪から西宮への進出を狙った大阪維新の会も西宮市長選で敗れ、2議席を争った西宮市議補選に2人を立てて共倒れして3選全敗となった。市長選は朝日新聞、市議選は神戸新聞の記事をそれぞれ引用する。

 

www.asahi.com

 

兵庫・西宮市長選、現職が再選 維新、大阪外の首長選で初勝利ならず

真常法彦 2022年3月27日 23時55分

 

 兵庫県西宮市長選が27日投開票され、無所属現職の石井登志郎氏(50)が、元県議で無所属新顔の吉岡政和氏(47)、元県議で日本維新の会新顔の増山誠氏(43)を破り再選を果たした。維新は、大阪府外の首長選で公認候補の初勝利をめざしたが、及ばなかった。投票率は41・28%(前回37・52%)。

 石井氏は西宮市内の事務所で「西宮市民のために、負けられない選挙戦だった。維新が大阪でされてきたことは評価すべき点もあったのだろう。だが、党勢拡大のために首長選に臨むのは間違いだ。大阪でうまくいったことが、西宮にもってきてどうなるのか。政党としてはたいへん乱暴だったと思う」と述べた。

 元民主党衆院議員の石井氏は、4年前の市長選と同じく政党の推薦・支持を受けない方針で臨んだが、維新の党勢拡大に危機感を持つ各党が独自に支援した。

 自民が支持を出し、立憲民主も支援。共産は独自候補擁立を見送って自主投票にし、公明も自主投票とした。幅広い支援を受けた石井氏は1期目の実績を訴えて手堅く支持を固めた。

 昨年の衆院選兵庫県内の議席を大きく伸ばした維新は、県内の市長選ではこれで4連敗となった。

 選挙期間中に代表の松井一郎大阪市長や副代表の吉村洋文大阪府知事が応援に駆けつけるなど、党をあげて選挙戦に臨んだが、届かなかった。(真常法彦)

 

出典:https://www.asahi.com/articles/ASQ3W6HWXQ3SPIHB018.html

 

 成人の日にUSJで馬鹿踊りしていた松井一郎や「よう殺っとる」吉村洋文の神通力がそろそろ落ちてきても不思議はない頃ではある。

 

www.kobe-np.co.jp

 

維新全敗、西宮市議補選でも立候補2人落選 自民と無所属の新人が議席

 

 兵庫県西宮市長選と同時に行われた市議補選(欠員2)も27日投開票され、自民新人の坂本龍佑氏(29)と無所属新人の宮本恵子氏(42)=立民推薦=が当選した。投票率は41・26%で、前回2018年4月の市議補選(37・49%)より3・77ポイント上がった。

 市議補選は辞職や在職死亡に伴って行われ、元職2人や新人4人が立候補していた。

(山岸洋介)

 

神戸新聞NEXT 2022/3/28 01:28)

 

出典:https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202203/0015171181.shtml

 

 「維新全敗」というのが良いねえ。

 

 昨年の衆院選で、西宮市の大部分と芦屋市を含む衆議院兵庫7区ではたちあがれ日本、次世代の党の在籍歴を持つ三木圭恵(西宮市出身)があわや選挙区当選の高得票で比例復活当選を果たすなど、兵庫県内でももっとも維新の強い地域と思われるが、反面アーリーアダプターが多く、世の流れを先取りしているのではないかと思う。維新は衆院選の余勢を駆って、西宮市長選に候補を立てるとともに市議補選で2議席独占を狙いに行ったものだろう。自民も立民系無所属も1人ずつしか候補を立てていないのだから、この地域でもっとも勢いのあった政党は間違いなく大阪維新の会だった。

 その西宮で、維新が会心の3タテを食った\(^○^)/

 得票数については若き選挙クラスタ・きょんきょん氏のツイートにリンクを張る。

 

 

 これは結構な大差だ。三木圭恵が選挙区当選に迫った昨年の衆院選とは大違い。

 

 

 市議補選の方は、多少衰えたにしても維新の脅威はまだまだ大きいと思わせる。自民候補は維新候補2人の合計得票の6割を下回り、立民系無所属候補と共産候補の票を足しても維新候補2人の合計得票に及ばない。

 これから参院選までの間に、どのくらい維新の勢いを削れるかどうか。戦いは決して容易ではない。