kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

血液型と「小沢信者」

http://www.asahi.com/international/update/0712/TKY201107120696.html より。*1

「失敗を血液型のせいに」 前復興相弁明に欧州驚き


 松本龍・前復興担当相が辞任前に「私はちょっとB型で短絡的なところがある」と、血液型に触れて釈明したことが、海外で関心を呼んでいる。血液型による性格判断になじみがない欧州メディアは「失敗を血液型のせいにできるのか」と驚きを隠さない。

 アイルランドの日曜紙は10日、釈明について「被災者は(怒りで)血が煮えたぎったはずだ」と評した。自国の前首相がラジオであやふやな応答をした際に「鼻づまり」と弁明したことについても「松本氏に比べれば信頼できる」。南アフリカの経済紙は「これから閣僚にはA型の人物を任命すべきだ」と提案。英紙ガーディアンは血液型別の性格を例示し「わが国の政治家はどれ」と問うた。

asahi.com 2011年7月12日22時39分)


血液型もネットの「小沢信者」に大人気の話題だ。もっとも、血液型性格診断は、単に「小沢信者」にとどまらず、日本中に普及しているトンデモだ。


今でも覚えているのは、安倍晋三がなんとか座のB型だとのことで、のちに「水伝騒動」の渦中の人となった某ブロガーが「私と同じだ」と騒いでいたこと。もっとも、それは単なるたわいのない雑談に過ぎなかったが。当該の人物は今も細々とブログを続けているが、「廃原発」などと書きながら、地元に近い玄海原発のことはひとことも書かず(何かしがらみでもあるのだろうか)、もっぱら小沢一郎に対する信仰告白の記事がメインだ。


なお、世間一般の雑談で血液型が話題に出てきたのはもはや「過去の流行」であって、ここ数年は身の回りで血液型が話題になったことはあまりなかったように思う。書きながら思い出したが、7, 8年前に「私の血液型は何型だと思います?」と騒いでいた若手社員がいたな。でもそれ以降、職場などで血液型の話が出た記憶はない。世間一般での流行は80年代頃がピークだったのではないか。


松本龍に話を戻すと、この男もどういうわけか「小沢信者受け」の悪くない政治家だったが、雑談でもないオフィシャルの場で血液型を持ち出したトンデモぶりは論外だけれど、それに加えてやっぱり「過去の人」だったんだな、とも思った。ついでに言うと、ネットにおける「みんなで小沢信者になろう」という流行も、もはや過去のものとなった。遅れて「小沢信者」になった人ほどひどい醜態を晒しているように見える今日この頃だけど。