kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

東電、原発立地自治体に寄付400億円 予算化20年余(朝日新聞)

何を今さら、という気もしないではないが。

http://www.asahi.com/national/update/0914/TKY201109140713.html

東電、原発立地自治体に寄付400億円 予算化20年余

 東京電力が20年以上にわたり年平均で約20億円の予算を組み、東電の原発などがある3県の関係自治体に総額四百数十億円の寄付をしたことが分かった。原発の発電量などに応じて「地元対策資金」を配分する予算システムになっており、自治体側がこれに頼ってきた構図だ。

 原子力施設の立地自治体に入る電源三法交付金、核燃料税の金額は公表されているが、東電が原則非公表としている寄付金の全体像が判明したのは初めて。東電幹部は「原発の立地などで自治体の理解を得たいという思惑もあり、癒着と批判されるのを避けたかった」と証言している。

 複数の東電幹部によると、立地自治体への寄付は、福島第一原発の建設が始まった1960年代からあったという。1990年前後から昨年まで、東電本社は毎年、年度初めに10億〜20億円の寄付金の予算を組んできた。必要に応じて増額することも多く、年平均にすると20億円以上になる。自治体首長らの要望などを審査し、役員会の決裁を得て支出する仕組みだ。金額は、県ごとの原発の発電量などを目安に配分。寄付が多額な場合は数年に分割して予算計上し、支払うこともあったという。

asahi.com 2011年9月15日5時48分)


東電に限らず電力会社の「匿名の寄付」は、原発問題に関心のある人なら誰でも知っていることだと思うが、新聞の1面に金額が報じられたことに意味があるというべきか。