kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「阿修羅」が陰謀論系「小沢信者」の巣窟であることはまぎれもない事実

『vanacoralの日記』のコメント欄より。


http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20111123#c1322128303

a改めb 2011/11/24 18:51
「小沢信者・陰謀論者の巣窟であると同時に橋下信者の巣窟でもある阿修羅掲示板より。」


阿修羅に問題がないとは言わない。だが、この発言はあんまりだ。政権交代前後から小沢信者という人達が現れ始め、勢力が拡大したものの、民主党国民の生活が第一路線から脱線し始め、東日本大震災原発事故の不手際から離反者が続出している。
陰謀論についていえば、どこからが陰謀論でどこまでが陰謀論でないのか、人によって線引きが違う。前原のような新自由主義者からみれば、TPP反対論者すべてが陰謀論者だろう。米ウォール街の金融資本家たちと日本の松下政経塾出身のネオリベ政治家たちとの間には密接な結びつきがある。
橋下にいたっては、明らかに批判勢力のほうが強い。取り上げられたスレッドにおいてもコメント欄で思いっきり叩かれた。(かくいう私も該当スレッド内において何度も橋下を批判した。)
また、ダイナモ氏、gataro氏、AAA+氏などのような左派も存在する。
阿修羅よりも利用者が多く、新自由主義に批判的で反米リベラルな掲示板は存在するのだろうか。もし、あるのなら紹介してほしい。


あるいは「内政干渉」にあたるのかもしれないが、橋下! 小沢一郎にひれ伏したかいがあったな! - kojitakenの日記 で、

陰謀論掲示板「阿修羅」

と書いたばかりの私がコメントしておこう。


「阿修羅」が陰謀論系小沢信者の巣窟であることは、私に言わせればまぎれもない事実だ。

当ブログや『きまぐれな日々』にコメントされる方の中にも、「阿修羅」の愛読者は多く、ひところはさる「小沢信者」によく「お前のブログは『阿修羅』でこう引用されて、こう言われてるのを知ってるだろ」と言われたものだ。だが、あいにく私はネット検索に引っかかった時以外、「阿修羅」を見に行く趣味はない。たまにネット検索で引っかかった時には見に行くが、毎回毎回陰謀論であふれ返っているのに辟易している。

陰謀論」の何がいけないかといって、たとえば「小沢信者」系の陰謀論者の場合だと、「アメリカ」だとか「悪徳ペンタゴン」(笑)のように、とてつもなく強大で陰謀を張りめぐらせては自民党民主党執行部系の政治家を「エージェント」に仕立て上げて陰謀を実行するというストーリーを描き、「そんな強大な力を持つアメリカ(あるいは『悪徳ペンタゴン』)に対抗できるのは小沢一郎だけ」という結論に結びつけることだ。つまり、「陰謀論者」は「強力なリーダー」を求め、その人物を神格化し、その人物による独裁を肯定する。ファシズムへの道を開くのは、勇ましいことを言う右翼ではなく、彼らのような陰謀論系の自称「リベラル」たちである。

明日投開票が行なわれる大阪ダブル選のうち大阪市長選に立候補している橋下徹を応援する「小沢信者」は多いが、上記の心理機制を考えれば、その理由は容易に理解できる。

そして、なぜ「小沢信者」の思考パターンがかくも「ネット右翼」と瓜二つであるのかも同様に理解できる。

「a改めb」氏も同様の思考パターンに冒されている。

ウォール街の金融資本家たちと日本の松下政経塾出身のネオリベ政治家たちとの間には密接な結びつきがある。

という文章がその典型的な例だ。決して裕福ではない「野ダメ」こと野田佳彦は、「米ウォール街の金融資本家」の指示に従ってあんなバカな政策を実行しているのではなく、永田町と霞ヶ関の「空気」を読みながら、自分の意志によって悪政を敷いているに過ぎないのである。原発政策にしてもそうで、何もアメリカに言われて日本の政治家や官僚や電力会社は原発を推進してきて、今なおその維持や拡大に必死になっているわけではない。国内における「利権」や己の地位を守るために必死になっているだけである。

「a改めb」氏は、

阿修羅よりも利用者が多く、新自由主義に批判的で反米リベラルな掲示板は存在するのだろうか。もし、あるのなら紹介してほしい。

と書くが、ここからも「数の力」を信奉する、「小沢信者」によく似た思考パターンが読み取れる。世の「リベラル・左派」といわれる人たちが、「阿修羅」のような程度の低い掲示板に群がっていることこそ問題なのだ、という思考は、「a改めb」氏には持つことができないのだろうか。私は、「阿修羅」に入り浸って「陰謀論思考」に侵され切っている人間など「リベラル」でも何でもないと考えている。

何もネットだけではなくリアルにおいても、明らかな「原発推進派」であり、「TPP」では玉虫色の態度をとり、今では「減税新党」を作ろうとしている小沢一郎に対して腰が引けている人間が多い。その最たるものは社民党の政治家たちであり、私は現状の延長が続くなら、社民党は早晩消滅するだろうと予想している。きっぱり小沢一郎と縁を切ってこれを批判できない社民党など、今後の日本にとって必要ない政党だ。

あまり批判ばかりでは何なので、「阿修羅」よりは少しだけマシな掲示板を紹介しておこうか。「小沢信者」が多数を占める掲示板ではあり、「政権交代総選挙」の直前には「小沢先生、植草先生、鳩山先生は政権交代の『三種の神器』だと思っています」だとか、「毎朝起きたら植草先生のブログを読むのが日課です」などという投稿であふれてはいたものだけれど、当時から小沢一郎及び「小沢信者」を批判しているリベラルな論者も(ごく少数とはいえ)存在する。当ブログ及び『きまぐれな日々』で批判した「世直し大工」氏も常連投稿者だ。累計アクセス数は5千万件を超える「阿修羅」の10分の1未満、430万件強しかないが、最盛期(「政権交代総選挙」の直前)には日に数万件のアクセスがあった。その頃には一部では有名な「小沢信者」系陰謀論者の「SOBA」が入れ込んでいた掲示板でもある。説明が長くなったが下記である。
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