kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「野ダメ」政権の「大飯原発再稼働妥当判断」で、橋下にとってまたとない「人気取り」のチャンス到来。小沢一郎とはあまりにも対照的

橋下にとっては願ってもない展開になった。


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120413-OYT1T01065.htm

大飯再稼働、橋下市長「民主政権倒すしかない」


 大阪市橋下徹市長は13日、政府が関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働が必要と判断したことを受け、「民主党政権を倒すしかない。次の(衆院)選挙の時に(政権を)代わってもらう」と市役所で記者団に語り、民主党政権への対決姿勢を鮮明にした。

 橋下市長はその理由について「(内閣府の)原子力安全委員会大飯原発が安全なのかどうか、コメントをしっかり出させないといけない。(安全委は)ストレステストの一次評価の結果を了承したが、安全だとは一言も言っていない。民主党の統治のあり方は危険だ」と説明。そのうえで、「次の選挙では絶対(再稼働)反対でいきたい」と次期衆院選で争点に据える考えを示した。

 安全委の班目春樹委員長は3月13日、同原発のストレステスト(耐性検査)1次評価について、「(経済産業省原子力安全・保安院による)審査手法に問題はない」と了承したが、安全性評価は不十分との見解を示していた。
(2012年4月13日22時50分 読売新聞)


http://www.asahi.com/politics/update/0413/OSK201204130104.html

橋下市長「政権を倒すべきだ」 再稼働妥当の判断に激怒


 大阪市橋下徹市長は13日夜、野田政権が大飯原発の再稼働は妥当と判断したことについて、「本当におかしい。こんな民主党政権に統治は任せられない。政権を代わってもらわないと。このプロセスで(再稼働を)許したら、日本は本当に怖いことになる」などと述べ、痛烈に批判した。

 橋下氏が率いる大阪維新の会として政権をめざすかとの問いには、「維新の会としては機関決定が必要。一有権者として民主党政権にノーだ」としつつも、「次の選挙では絶対(再稼働)反対でいきたい」と、次期総選挙で争点化する考えを示唆した。

 橋下氏は今月、大阪府松井一郎知事とともに、電力会社に対し原発100キロ圏内の府県と立地自治体並みの安全協定を結ぶことなどを求め、再稼働の8条件を公表。同時に、関西電力筆頭株主として、脱原発に向けた株主提案もまとめていた。

朝日新聞デジタル 2012年4月13日22時12分)


橋下にとってこんなにおいしい話はない。何もしなくても民主党「野ダメ」(野田佳彦)政権が原発再稼働に猪突猛進して自滅してくれるのだから。

脱原発」を人気取りに最大限に利用する橋下は、昨年の民主党総選挙で原発推進派の海江田万里を担ぎ、つい最近も「原発即時全停止は暴論」と発言した小沢一郎とはあまりにも対照的だ。小沢は東電に多額の政治資金パーティー券を買ってもらっていた。そんな小沢にはどうしても「脱原発」に踏み切れなかったところに、橋下のつけ入る隙があった。かくして政界を引っかき回して国を破壊するデストロイヤーの役割は、小沢一郎から橋下徹へと引き継がれた。