kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「小沢信者」が安倍晋三を擁護するようではおしまいだね

小沢新党「国民の生活が第一」が発足したタイミングということもあるが、このところ自ブログや他ブログに寄せられた「小沢一郎」に関するコメントに考えさせられることが多い。
まずは、きまぐれな日々 「橋下との連携」を待望する小沢一郎の「新党」に未来なし に寄せられた「小沢信者」の「風太」氏のコメント*1

ちなみに、大阪の維新の会の松井知事は自民党の極右とくっ付きたいようですね。
安倍さんと橋下市長を引き合わせたようですが、そのせいか松井知事は小沢さんとの連携の可能性はゼロと述べています。
橋下市長はあいかわらずスタンスをはっきりさせずに自分の立ち位置を曖昧にしていますが、彼は風見鶏ですからその時々でいかようにも変わりたいのでしょう。
ただ安倍さんは霞が関と対立する気は無いと思います。
彼らの言う改革はアメリカや霞が関とはうまくやって、ただ自分たちの思想を国政に取り入れていくことを目的としているはずです。
なぜならば安倍さんは過去に総理時代に余計な事をして霞が関から干されて泣かされた経験があります。
その後彼が霞が関に弓弾くような発言は聞いた事が無いので、霞が関には逆らわずにいくということでしょう。
維新の会と自民党タカ派が実権を握る政治など最悪です。


民主党による変革がとん挫したままの今、リベラルな政権による日本の根本的変革は非常に困難になっていると言えるのでしょうね。
しかも民主党があれだけ国民に背を向ける行動をしてしまったので、国民の政治への諦めはさらに深刻化しています。
小沢さんの新党の支持が低いのはマスコミ妨害もありますが、加えて野田政権の暴走に小沢さんも責任があると見られているからでしょう。
まさに霞が関の思うつぼであり、今後は増税原発再稼働に加えてのTPP加入で日本は最悪の局面に達するとみています。
この3つをなんとしても阻止しないと、どうしょうもない状態に日本は陥ると思います。


TPPは日本の一部の大企業を生き延びさせるためだけのものであり、国内産業や国民はこれにより立ち上がれなくなるくらいの手酷い仕打ちを受けるでしょう。
国民皆保険制度も地場産業も農業も資源も科学技術発展も外交も防衛も対アジア貿易も、他にも数えきれないくらいの分野で引き返せない最悪の状態に陥るでしょう。
でもこのままでは確実にそうなります。
小沢新党もあまり期待できない今、これらのくわだてを食い止めて、次にどうやって変革を成し遂げて行くのかが、私はとても難しい課題になったなと感じています。
今はなかなか解決策は見いだせない状態です。
でもとにかく出来る事からやっていくしかないのですが。
原発再稼働反対の抗議行動など、市民の自発的な抗議の声を広げていくことも今は有効な手段と思います。
マスコミにより遮断された国民の間の情報の共有化を、市民メディアなどをつかってでも達成して世論を導いていく。
マスコミの中にも東京新聞の様に霞が関の嫌がらせを受けながらも懸命に真実を送り続けてきてくれるメディアもあります。
きっと他のマスコミにもその動きは広がって行くことでしょう。
あとは選挙で彼らに国民の意思をはっきりと伝えられるかだけです。


2012.07.12 09:37 風太


風太」氏の言う「安倍晋三云々」の件については、前にもこちらのダイアリーで取り上げたと記憶しているが、安倍晋三の総理大臣時代末期から、田原総一朗が「安倍さんは小泉さんにもできなかった公務員改革をやろうとして梯子を外された」と喧伝していた。

その当時どういう状況だったかというと、屋山太郎小沢一郎を「小沢自治労!」と呼んで、必死になって小沢民主党をこき下ろし、安倍自民党を応援していた。

最近も、経産省からスピンアウトした古賀茂明が、ベストセラーになったという著書(題名は忘れた)の中でこの件を取り上げて安倍を絶賛していた。それでなくても新自由主義イデオロギーむき出しの古賀という男にうさんくささを感じていた私は、立ち読みしていた本の中でこのくだりを見つけた時、立ち読みを止めて古賀という男に完全に見切りをつけたのだった。案の定、それから間もなく古賀は大阪府市の特別顧問に就任し、橋下徹のブレーンになった。

私の感覚では、あの安倍晋三が試みたといわれている「公務員改革」とやらに肯定的に言及するのは、2007年に「国民の生活が第一」のスローガンを掲げた当時の小沢一郎に弓を引き、「小沢自治労!」と叫んだ屋山太郎に与するも同然としか思えないのだが、「小沢信者」の感覚とはかけ離れているようだ。

一連の「風太」氏のコメントを読んで、こりゃ「小沢信者」は小沢一郎橋下徹と組もうが安倍晋三と組もうが盲目的に支持し続けるんだろうな、と思った。


「小沢信者」という検索語でGoogle検索をかけると、私が昨年5月8日に書いた

小沢信者は「脱原発」論者でさえない。小沢一郎安倍晋三産経新聞とくっついても、日本に100基の原発を建設すると言っても、それでも小沢一郎を支持・信奉・崇拝し続けるだろう

という「はてなブックマーク」のコメントが筆頭で表示されるのだが、橋下や安倍にも違和感を持たないらしい「小沢信者」のありようを見ていて、あながち「極論」とばかりも言えないんじゃないかと思う今日この頃だ。