kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

孫崎享は日本国憲法を「押しつけ憲法」論で一蹴してるわけだが(笑)

「きまぐれな日々」のコメント欄より。


http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1271.html#comment15418

古寺さん、孫崎さんの「戦後史の正体」読んでみましょうよ。
読まなければ孫崎さんの意図するところを読み取ることはいくらあなたでも無理だと思いますよ。


あなたは本の中の岸に対しての評価をもって本の内容を見もしないで非難しているようにみえます。
でも本当にそれでいいのですか?
私は岸への評価などというところよりも、この本の要は吉田茂の完全否定だと受け取っています。
現実にはアメリカの意のままに動かされてきた吉田は、しかし日本の戦後史では最大級の評価をされる大政治家です。
そして現在もNHKで吉田茂を賛美するドラマが放送されています。
そうです、日本の戦後史を見直すには吉田という政治家をどう見るかが一番重要なことなのです。
非難ではなく批判はそれからがいいでしょう。


ここに集う皆さんもぜひ一度この本を読まれてみてください。
このままだと日本は中国との仲も壊されてアメリカにいいようにされてしまいますよ。
戦略をもたない日本は国際社会では格好の餌食です。
だからといっていつまでもアメリカ頼みの日本でいられると思ったら大間違いです。
そして独立する為にはいかに中国やロシアを利用するかなのですが、いまのままではねえ、100%無理でしょう。
このままではアメリ軍産複合体の手先どもに尖閣で煽られて、せいぜいF35などを買わされるのがおちです。
そしてせっかくの中国市場を失う事になるのです。
馬鹿丸出しです。


私はここではお邪魔虫なのでこれ以上述べませんが、悪い事はいいませんが一度は読んでください。


2012.10.04 17:12 風太


某所で教えてもらったのだが、孫崎享の『戦後史の正体』は最初の100頁が創元社のサイトでpdf化されたものを読める。
http://www.sogensha.co.jp/pdf/preview_sengoshi_ust.pdf


「はじめに」の書き出しを読んで早くも吹き出してしまったが、この100頁は1時間もかからずに読めた。予想通り内容スカスカだったが、問題の岸信介のくだりはまだ出てこない。

この100頁で一番目についたのは、日本国憲法を「押しつけ憲法論」で軽く片付けてしまっていることかな(孫崎本68〜71頁。pdfファイルの80〜83頁)。

なにやら『中国新聞』で岡留安則が『戦後史の正体』を絶賛したらしいけど、世の「リベラル・左派(サハッ?)」の皆さん、そんなことで良いの?


蛇足だけど、孫崎享ってたぶん鳩山一郎びいきなんだと思うけど、1930年に野党・政友会の政治家だった鳩山一郎が「ロンドン海軍軍縮条約は、軍令部が要求していた補助艦の対米比7割には満たない」、「軍令部の反対意見を無視した条約調印は統帥権の干犯である」と政府を攻撃して自ら政党政治をぶっ壊したことにはたぶん孫崎のトンデモ本には触れられてないんだろうねえ。なんたって『戦後史の正体』だもんね。

で、鳩山一郎アメリカの「虎の尾を踏んだ」から公職追放されたわけだ。そんな「歴史観」で本当に良いの? 教えて風太さん、教えて岡留さん(笑)