kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

毎日、驚愕の衆院選情勢記事。自公300議席超の圧勝、民主80議席に届かず、未来は10議席以下、社民はわずか1議席か

衆院選の情勢調査は共同通信に丸投げかと思われた毎日新聞が、驚くべき調査結果を出した。


http://mainichi.jp/select/news/20121211k0000m010075000c.html

衆院選中盤情勢:自公 300議席超す勢い


 毎日新聞は16日投開票される第46回衆院選を控え、8〜10日に特別世論調査を実施し、全国の取材網の情報を加味して中盤情勢を探った。自民党は前回09年衆院選民主党議席を奪われた小選挙区の多くで優位に立ち、公明党と合わせ、300議席を超える勢い。前回308議席を得て政権交代を果たした民主党は、小選挙区比例代表ともに激減し、80議席を切る見通しだ。日本維新の会は比例で第2党に躍進する可能性があり、全体で50議席以上をうかがう。

 衆院選小選挙区300、比例代表180の定数480に対し、計1504人(重複立候補を除く)が立候補している。調査では小選挙区で約5割、比例代表で約2割の人が投票態度を明らかにしておらず、終盤情勢が変わる可能性もある。

 自民党は青森、秋田、新潟、富山、石川、福井、岐阜、鳥取、島根、広島、山口、徳島、高知、佐賀、大分の15県で小選挙区議席を独占する勢い。小選挙区だけで240議席をうかがう。

 比例代表も全11ブロックで第1党となる可能性があり、60議席台の上積みを狙える。連立を組む公明党も全9小選挙区で優勢で30議席前後を確保。自公両党で衆院の3分の2(320議席)以上の議席を獲得すれば、参院で法案が否決されても再可決が可能だ。

 民主党小選挙区で40議席を割る可能性があり、比例代表も30議席台となりそうだ。維新は大阪の7小選挙区で優位に立ち、5小選挙区で自民候補らと接戦。大阪以外でも前職らが議席を得て小選挙区で10議席以上、比例代表では30議席以上を確保しそうだ。

 みんなの党議席倍増の可能性があり、日本未来の党は全体で10議席以下の見通し。共産党は改選前の9議席の確保が微妙で、社民党小選挙区で1議席を確保するものの、比例は伸び悩んでいる。

【松尾良】

毎日新聞 2012年12月10日 21時26分(最終更新 12月10日 22時42分)


最近の選挙では毎度おなじみになったバンドワゴン効果が、今回は最悪の形で見られるかもしれない。

これが小選挙区制の恐ろしさだ。2005年、2009年に続いてまたもこのような選挙結果を招いたのが、90年代の「政治改革」であることはあまりにも明らかだ。あの時政治改革を推進したのは現在民主党未来の党に属する候補者たちであり、その中でももっとも強硬な推進論者はあの「剛腕先生」だった。

この大先生だけは今回の選挙でも楽勝だろうが、文字通りの「裸の王様」になりそうだ。なにしろ、広島で自民独占ということは、あの亀井静香までもが落選の危機に瀕していることを意味する。

他に、新潟や徳島での自民独占も、民主の大物の小選挙区落選を意味する。ただ、彼らの場合は比例復活があり得るが、亀井は万一小選挙区で負けてしまうと比例復活はあり得ないだろう。比例区中国ブロックで未来が議席を獲得できるとは思えないからだ。正直言って、ここまで極端な議席予想が出てくるとは思わなかった。驚きだ。


剛腕先生が推進した「政治改革」の罪はあまりにも重い。衆院選後、剛腕先生は責任をとって直ちに議員辞職してはどうかと思う今日この頃である。