やはりこうなった。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121226-OYT1T00803.htm
亀井静香氏、未来離党の意向…嘉田氏に伝える
日本未来の党の亀井静香衆院議員は26日午前、同党の嘉田代表に電話し、離党の意向を伝えた。
嘉田氏は「やむを得ない」と了承したという。26日中にも離党届を提出する。
これに先立ち、亀井氏は都内で同党の小沢一郎氏とも会談し、同様に離党の意思を伝えた。
亀井氏は取材に対し、「今の未来の党は日本の将来を切り開いていく状況ではない。特別国会召集のタイミングで決断した」と述べた。
(2012年12月26日16時48分 読売新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20121227k0000m010060000c.html
日本未来の党:分裂が不可避に 人事を巡る対立などで
日本未来の党は26日、小沢一郎元民主党代表の処遇など党役員人事を巡る対立などから分裂が不可避になった。嘉田由紀子代表(滋賀県知事)は同日、滋賀県庁で記者会見し、「平和的に分党できる方向を探っている」と語った。亀井静香元金融担当相は「党の一体感がなくなっている」と同日離党を表明した。発足からわずか1カ月の騒動で、批判が出るのは必至だ。
未来の国会議員は17人(衆院9人、参院8人)だが、旧「国民の生活が第一」系が15人を占め、嘉田氏が言う分党の形がどうなるかは不透明。
対立のきっかけは24日夜の両院議員総会。社民党を離党し参加した阿部知子副代表を共同代表にする嘉田氏の提案に、生活系議員が反発。小沢氏の共同代表起用を求める動議を可決するなど、対立が深まっていた。
特別国会での首相指名選挙をめぐっても、自主投票との嘉田氏の方針に対して、生活系議員は26日の両院議員総会で森ゆうこ副代表に投票することを決定。生活系は衆参両院で森氏に投票したが、亀井氏と阿部氏は「白票」を投じ、対応が分かれた。
嘉田氏が結党を発表したのは11月27日。小沢氏は「一兵卒」として当面は要職に就かない意向を示していたが、衆院選惨敗で生活系議員から小沢氏に期待する声が強まっていた。阿部氏は記者団に「成田離婚だ」と皮肉交じりに語った。【加藤明子、中島和哉】
毎日新聞 2012年12月26日 19時55分(最終更新 12月26日 21時37分)
衆院は26日午後の本会議で首相指名選挙を実施し、自民党の安倍晋三総裁を選出した。安倍氏は参院でも指名され第96代の首相に正式に選出、同日夜には自民、公明両党による第2次安倍内閣を発足させる。
衆院では投票総数478のうち安倍氏が328票と1回目で過半数を獲得。民主党の海江田万里代表は57票、日本維新の会の石原慎太郎代表が54票、みんなの党の渡辺喜美代表18票、共産党の志位和夫委員長8票、日本未来の党の森裕子副代表7票などだった。参院では1回目の投票で安倍氏が過半数に届かず海江田氏との決選投票で選出される見通し。
(日本経済新聞 2012/12/26 14:56)
記事では「など」の2文字で片付けられているが、福島瑞穂が2票、自見庄三郎が1票を得ている。阿部知子への投票はなかった。
参院でも歴史修正主義者・森裕子に8票が入った。報道では日本未来の党は「自主投票」とのことだったが、離党の意思を表明した亀井静香と日本未来の党に残るであろう阿部知子を除く衆参議員15人が歴史修正主義者・森裕子に投票したわけだ。本当に「自主投票」であれば小沢一郎の名を書く人間が多いであろう集団だから、小沢から直接指示があったか、または一致団結して首領様の意図を「忖度」し、一致して歴史修正主義者・森裕子に投票したのだろう。いずれにせよ、およそ民主的な党運営からはかけ離れた連中であり、見下げ果てたの一語に尽きる。なお、参院の8人は決選投票で、他の野党が白票を投じる中、かつて担いだことのある原発推進・TPP推進の海江田万里に投票した。なるほど、id:bogus-simotukare氏の言う通り、小沢一派はいずれ民主党に復党する可能性がかなり高いかもしれない。
嘉田由紀子や飯田哲也、そして阿部知子も小沢一郎やその一派の本性を思い知っただろうが、嘉田と飯田の場合は、かつて橋下に引っかかり、今度は小沢に引っかかったわけだから弁護の余地はない。私は、飯田が三度目の大阪府市特別顧問復帰をやらかすのではないかと疑っているが、それよりも安倍晋三に取り入って安倍に中国電力の上関原発建設を断念させるくらいの罪滅ぼしをしてはどうかと思う。飯田哲也はリベラル・左派陣営にとっては全く必要ない人間だ。
それにしても、新進党はまだ3年あまりもった。それと引き比べて、国民の生活が第一は5か月あまりしかもたず、日本未来の党は1か月あまりしかもたなかった。どんどん新党の寿命が短くなっていく。次の「小沢新党」(っていったいいくつ目なんだ?)の名前がどうなるかは知らないが、再び「国民の生活が第一」を僭称するような厚かましい真似だけは止めてほしい。「小沢の政争が第一」とか、新党の党首になるかもしれない人の主義主張をとって「歴史修正党」とか、いっそのこと「最後(最期)の新党」とか「超新星党」とかいう名前、そのどれでも良いけれど、いずれにしても「名は体を表す」政党名にしてもらいたい。