kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎が「生活の党」代表に

日付が変わってからやっと知ったニュース。

http://www.asahi.com/politics/update/0125/TKY201301250041.html

生活の党、小沢一郎氏を代表に選出

 生活の党は25日午前、東京都内で党大会を開き、新代表に小沢一郎衆院議員を選出した。小沢氏は「『国民の生活が第一』に基づいた大義を最後まで掲げ、参院選では今のむちゃくちゃな政治をさせてはならない」と決意表明した。

 党大会に先立って両院議員総会が開かれ、森ゆうこ前代表が小沢氏を新代表に推挙。その後の大会で、出席議員の拍手で小沢氏の代表選出が承認された。

 党大会では原発を遅くとも2022年までに全廃することや消費増税廃止を柱とする党の基本政策も決定。「日本の政治、行政、経済、社会の仕組みを一新する」などとする党綱領も決めた。生活所属の国会議員は現在、衆院7人、参院8人の計15人。

朝日新聞デジタル 2013年1月25日13時40分)

国民の生活が第一」の代表だった小沢一郎は、「生活の党」の前身である「日本未来の党」では一兵卒だった。しかし、同党の主導権を握って党名を「生活の党」に変更した時、代表を森裕子にした。そして昨日(25日)、小沢が代表になった。もちろん代表選も何も行われなかった。それどころか、今後この政党で代表選が行われることは間違ってもあり得ない。相撲の大鵬部屋などと同じ一代親方が仕切る政党であって、小沢一郎が引退するなりしていなくなると同時に消滅する政党だ。

http://mainichi.jp/select/news/20130126k0000m010169000c.html

生活の党:名実ともに「小沢党」…結党大会

 生活の党は25日に国会近くの憲政記念館で結党大会を開き、新代表に小沢一郎衆院議員を選んだ。名実ともに「小沢党」となったが、生活は野党内でも孤立を深めている。小沢氏がかつての影響力を取り戻す道筋は見通せない。

 小沢氏は就任あいさつで「今の政治ではダメだ、という人々と力を合わせねばならない」と参院選に向けた野党共闘の必要性を強調した。だが、具体的な連携相手はみつからない。

 日本維新の会石原慎太郎共同代表は「小沢と組むのは死んでも嫌だ」と拒絶反応を示しており、みんなの党も「小沢氏は古い政治家だ」と距離を置く。

 民主党海江田万里代表は11年夏の党代表選で小沢氏に担がれたが、党内には「今さら生活と組んだら民主党は終わりだ」との意見が根強く、連携に踏み切れる状況ではない。民主党は22日、生活の現職がいる新潟、広島両選挙区(改選数2)で公認候補擁立を決めた。

 記者会見で野党共闘の枠組みを問われた小沢氏は、「どことやる、ということじゃない。わが党でやる、ということだ」とはぐらかさざるを得なかった。【笈田直樹】

毎日新聞 2013年01月26日 00時00分(最終更新 01月26日 00時20分)

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130125-OYT1T01114.htm

名実共に「小沢党」に…生活の党が結党大会

 生活の党は25日、東京・永田町の憲政記念館で結党大会を開いた。森裕子代表が辞任し、新代表に小沢一郎衆院議員を選出した。

 小沢氏はただちに人事に着手、代表代行に森氏を充て、幹事長に鈴木克昌国会対策委員長小宮山泰子の各衆院議員を起用した。

 就任のあいさつで小沢氏は、参院選に関し、「今のような政治ではダメだという多くの人と力を合わせないといけない」と訴えた。党内では「野党共闘の調整は小沢氏にしかできない」との声が強く、名実ともに「小沢党」にすれば、小沢氏個人への根強い支持が党の比例票などに結びつくとの期待感もある。

 小沢氏は「野党第1党との連携を中心に考える」と周辺に語るなど、民主党との選挙協力を重視するとみられる。2011年の民主党代表選で海江田・現代表を支援した経緯もある。海江田氏は25日、岩手県大船渡市で記者団に「野党結集は参院選では必要。協力できるところは協力する」と述べ、連携に一定の理解を示した。

(2013年1月26日01時00分 読売新聞)

毎日と読売の記事の見出しが気味が悪いほどそっくりだが、内容は前者が他党の冷たい反応、後者が「小沢党」議員たちが小沢一郎に寄せるゆるぎなき厚い/厚い信頼をそれぞれ描き出していて、好対照ともいえるが表裏一体といえなくもない。

「小沢信者」ともども、ヲチの対象としては今なお興味深いけれども、「生活の党」及び小沢一郎がリアルの政局に与える影響力はほとんどないだろう。