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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

加藤紘一が政界引退、後継は世襲(三女)

加藤紘一が政界引退を表明した。


http://www.asahi.com/politics/update/0418/TKY201304180347.html

加藤紘一氏が政界引退を表明 三女を後継に指名


 元自民党幹事長で、昨年の衆院選山形3区で落選した加藤紘一氏(73)が、政界の一線から退く意向を表明したことが18日、明らかになった。後継に、自身の秘書役を務める三女を指名した。

 表明したのは、17日に地元の山形県鶴岡市で開かれた資金管理団体の会合で、出席した複数の関係者が明らかにした。三女は取材に対し、「25日にある後援会の会合で、みなさまに正式にお伝えしたい」と話した。

 加藤氏は1972年に初当選。防衛庁長官官房長官などを歴任し、一時は「首相候補」と目された。だが、2000年に森喜朗首相(当時)に辞任を迫った「加藤の乱」に失敗。02年には事務所代表の脱税や自らの政治資金流用問題で、いったん議員辞職に追い込まれるなど、政界の影響力は低下していた。14選を目指した昨年12月の衆院選で前酒田市長の阿部寿一氏(無所属)に敗れた。

朝日新聞デジタル 2013年4月18日20時7分)


加藤紘一自民党の政治家でありながら「リベラル」を自称する最後の人だったが、昨年の衆院選に落選して事実上政治生命は終わっていた。また、「三女を後継に指名」というのは全くいただけない。そういえば河野洋平はもっとあからさまで、親子で現役の国会議員をやっていた時代が長かったが、この親子の場合、親父はリベラルといえるけれども息子は新自由主義者だ。香川県で2007年まで参議院議員を務めていた真鍋賢二大平正芳の元秘書)のように、息子(真鍋健)が極右の平沼一派から衆院選に出馬した悪例もある(2009年=落選)。ほとんどすべての場合、世襲議員は親よりも右翼的か新自由主義的かの少なくともどちらかの傾向を強める。その最悪の例が安倍晋三であることはいうまでもない。安倍晋三安倍晋太郎よりも右翼的(極右)で、かつ新自由主義者である。