骨の髄まで腐り切った安倍晋三だの橋下だのの不快な妄言に辟易していた今日この頃、久々に自民党の政治家から胸のすく正論が発信されたようだ。
http://mainichi.jp/select/news/20130530k0000m010017000c.html
自民党の古賀誠元幹事長が共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応じ、憲法改正の発議要件を緩和する96条改正について「絶対にやるべきではない」と強く反対したことが分かった。自民党の元幹部が赤旗に登場するのは異例。安倍晋三首相は96条改正に前向きだが、歯止め役のいない党内への懸念が背景にあるとみられる。6月2日付日曜版に掲載される。
古賀氏は「各議院の総議員の3分の2以上」という発議要件に関し「憲法はわが国の最高法規。他の法規を扱う基準と違うのは当然だ」と指摘。自民党は憲法改正草案で「過半数」への緩和を掲げているが「ハードルを下げることは認めることはできない」と反対姿勢を鮮明にした。
9条については「平和憲法の根幹。その精神が一番ありがたいところで、『世界遺産』と言っている」と平和主義の堅持を主張。そのうえで「自衛隊は9条2項(戦力不保持)を1行変えて認めればいい」として、限定的な改正にとどめるべきだとの考えを示した。
古賀氏はこのところ、テレビ番組に出演するなど改憲への慎重論を発信している。記事では戦争遺児としての生い立ちに触れ「二度と戦争を起こしてはならない。インタビューを受けたのも、戦争を知る世代の政治家の責任だと思ったからだ」と述べ、慎重な党内論議を促した。【竹島一登】
毎日新聞 2013年05月29日 18時40分(最終更新 05月29日 19時37分)
古賀誠は先日も「幼稚で下品な」(by 田原総一朗)高市早苗を厳しく叱責したニュースが報じられたばかりだった。
http://www.asahi.com/politics/update/0524/TKY201305240319.html
「高市氏、本当に分かっているのか」自民・古賀元幹事長
(今の国会議員は)戦争を知らない人たちが圧倒的だ。自民党内で村山談話の見直しを主張している人は、大きな考えがあって発言しているのではないと思う。高市早苗政調会長なんて、本当に分かって話をしているのだろうか。
村山談話を出す時、どういう文案にするか本当に苦労した。戦後長い間かけて、やっと一つの方向性が出した非常に大事な談話で、歴代の政権がきっちりと継承するのは当然のことだ。(TBSの番組で)
(朝日新聞デジタル 2013年5月24日20時29分)