kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ウラディミール

昨夜(9/15)のNHKがやっていた消費税に関する討論番組は、実に不愉快な内容だったが、そのあとのサンデースポーツでストレスを解消した。記念すべき日に読売までもが10対0で惨敗していて、言うことなしだった(笑)。

その主役である、56号と57号のホームランを打って、日本プロ野球記録と韓国プロ野球記録(イ・スンヨプが記録した56本)を破ったバレンティンの名前は、ウラディミールという。

ホロヴィッツ」、「アシュケナージ」といったユダヤ旧ソ連出身のピアニストの姓が連想される名前だが、「ウラディミール」でググってみると、バレンティンホロヴィッツアルセーニエフの順番で表示された。

ウラディミール・アルセーニエフ(1872-1930)とは、やはりロシア人。ロシア極東地域の探検家で、革命後も旧ソ連に住んだようだ。ウラジオストクの北東約180kmのところには、彼の名にちなんだアルセーニエフという町も存在するとのこと。

バレンティン以外に非ロシア系の「ウラディミール」の著名人はいないかと思ってもうちょっと調べてみると、ドミニカ出身の元メジャーリーガー、ブラディミール・アルビーノ・ゲレーロ(Vladimir Alvino Guerrero)が引っかかった。「ブラディミール」と表記されているが、そういえばホロヴィッツアシュケナージも、ラテン文字では "Vladimir" と綴る。一方バレンティンは "Wladimir" である。

もう少し検索してみると、「外国の名前の由来」というサイトが引っかかった。
http://www.bio.nagoya-u.ac.jp/~SugashimaMBL/harada/526_persons-name.html

このサイトを参照すると、

ウラディミール:スラブ語で支配、偉大な力。

とある。やはり間違いなくスラブ語圏の名前なのだ。

その名前がなぜラテン語圏の中米出身黒人野球選手であるバレンティンゲレーロにつけられているのか、その理由はわからなかった。