kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

米紙「日本もNSA活動対象」(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131105/k10015802801000.html

米紙「日本もNSA活動対象」


アメリカの情報機関による通信傍受への国際的な批判が高まるなか、アメリカの新聞は、この情報機関が、アメリカの「経済的な優位性」を保つことなどを目的に日本を情報収集活動の対象にしていると伝えました。

各国のメディアは、アメリカのCIA=中央情報局の元職員、スノーデン容疑者が持ち出した情報を基にアメリカのNSA=国家安全保障局がドイツのメルケル首相の携帯電話の盗聴などを行っていたと伝え、アメリカに対する国際的な批判が高まっています。
こうしたなか、アメリカの新聞、ニューヨーク・タイムズは2日、スノーデン元職員から提供を受けた文書を基に「NSAの作戦リストは、アメリカの経済的な優位性を保つことを目的に日本を情報収集活動の対象国と記していた」と伝えました。
そのうえで「NSAは、日本、韓国、イギリス、オーストラリアなどに人員を配置し、アメリカ軍基地アメリカ大使館を拠点に活動している」と指摘しました。
この報道に先立って、アメリカ政府の当局者もNHKの取材に対して、NSAが日本国内に通信傍受の施設を設けて活動していることを明らかにしています。
スノーデン元職員がニューヨーク・タイムズに提供した文書は「2007年の作戦リスト」と記され、NSAが▽アメリカの安全保障を脅かす技術革新の可能性▽外交政策の考え方▽さらにアメリカの経済的優位の確保という3つの分野で、日本を活動の対象にしているとしています。


信頼傷つける行為望ましくない

小野寺防衛大臣は、閣議のあと記者団に対し「あくまで報道があったということで、アメリカ政府がそのようなことを言っているとは承知していない。同盟国との間も含め、さまざまな友好国との信頼を傷つけるような行為は決して望ましいことではない。報道は信じたくない」と述べました。

NHKニュース 2013年11月5日 12時0分)


この件、昨夜の報棄てでもやってたが、朝日には国際面(11面)に結構詳しい記事が出ていた。昨日の国際面(6面)でも報じている。だがこういう記事はもっと目立つスペースに載せるべきだろう。今朝の記事から引用する。

日本外交・技術も監視
米紙報道 NSAが対象に


(前略)「ストラテジック・ミッション・リスト」という表題の2007年1月付の文書は、重要任務としてテロや国土安全保障など16分野を明記。このうち外交政策では重点的に監視する対象として中国、ロシア、フランス、ドイツ、日本、イラン、イスラエル、国連など19カ国・機関の「米国の安全保障上の利益に大きな影響を与えうる活動」を挙げている。

 「新たな戦略的技術」という分野では、エネルギー・レーザーやステルス技術などを挙げ、「新たな技術の脅威が生まれることが見込まれる国」として、ロシア、中国、インド、日本、ドイツなどを挙げている。

 また、経済分野では中国、日本、イラク、ブラジル4カ国の経済的な安定性や影響力に重点を置くとしている。(後略)

朝日新聞 2013年11月6日付国際面掲載記事=大島隆記者(ワシントン)署名記事より)


こう書かれると、いやでもリアリティを感じるのだが、こういう報道に対して、防衛相・小野寺五典の「報道は信じたくない」という反応には呆れるほかない。直ちに連想したのは、ネトウヨや「小沢信者」どもが、自らの都合の悪い事実を突きつけられた時の、「アーアー聞こえなーい」という反応であった。

自民党政府の政治家とは、ネトウヨか「小沢信者」並みのレベルであるということだ。