研究者・学生に倫理教育 文科省が義務化、STAP問題受け :日本経済新聞
研究者・学生に倫理教育 文科省が義務化、STAP問題受け
文部科学省は国内の大学や独立行政法人など研究機関に所属する大学生や研究者に倫理教育を義務付ける方針を固めた。理化学研究所が発表した「STAP細胞」の論文で問題が発覚した点を踏まえ、研究者を育てる大学時代からの教育が不可欠と判断。体制に問題があれば研究機関の人件費などの経費を削減する措置を取る。
同省は5月にも研究活動の不正行為に関する指針を改正して研究論文に絡む問題の再発を防ぐ。
STAP細胞の…
(日本経済新聞 電子版 2014/3/28 2:00)
引用文以降は、「日経電子版」に登録した会員でなければ読めないが、わざわざ登録して読むほどの記事ではない。見出しと書き出しだけで十分だ。
「STAP細胞」の論文で発覚した問題、とやらの対策が、「研究者・学生に倫理教育」であって、それを「文科省が義務化」するというのだから、嗤うほかない。
以前にも書いたことがあると思うが、私は大学とは「自由なものの考え方を身につける場所」だと考えている。「研究者・学生への倫理教育」を「文科省が義務化」するとかいうのは、ベクトルの向きがまさにその正反対だ。
文科省の「指導」とやらの結果生み出されるのは、せいぜいイントロだのバックグラウンドだのに「自分なりの表現」の粋を尽くしたところで精根尽き果ててしまって、肝心の中身が何もないノッペラボウの「論文」だけだろう。