kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

福井地裁、大飯原発再稼働の差し止めを命じる判決を下す

http://www.asahi.com/articles/ASG5P521XG5PPTIL014.html

大飯再稼働、差し止め命じる 生存と電気代、同列許さず

太田航

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)をめぐり、住民らが関電に運転の差し止めを求めた訴訟の判決が21日、福井地裁であった。樋口英明裁判長は「大飯原発の安全技術と設備は脆弱(ぜいじゃく)なものと認めざるを得ない」と地震対策の不備を認定し、運転差し止めを命じた。関電は22日にも控訴する方針。

 2011年3月の東京電力福島第一原発の事故後、原発の運転差し止めを求めた訴訟の判決は初めて。大飯原発は13年9月に定期検査のため運転を停止し、新規制基準に基づく原子力規制委員会の再稼働に向けた審査を受けている。

 この判決が確定しない限り、基準に適合すれば大飯原発の運転は可能だ。ただ、司法判断を無視しての強行には世論の大きな反発も予想され、安倍政権の再稼働方針に対する足かせとなることは必至だ。

朝日新聞デジタル 2014年5月22日00時29分

「どうせ高裁でひっくり返されるだろう」などという声もちらほら聞こえてくるが、ここは画期的な判決を出した福井地裁を称賛すべきであろう。というのは、どこかの裁判所がこうした判決を出すことは、必ずや後続の裁判に影響を与えるからだ。

あと、野田佳彦(野ダメ)政権時代の大飯原発再稼働反対運動当時に比べて、明らかに劣化している脱原発運動陣営の立て直しも、「脱原発」実現のためには必要不可欠であろう。