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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

STAP特許、迫る期限 出願取り下げ? 成立しても遠い信頼回復(朝日)

小保方晴子が捏造したことがほぼ確実と見られる「STAP細胞」の特許出願に関して、朝日新聞(7/4)5面に記事が載った。

http://www.asahi.com/articles/DA3S11224057.html

STAP特許、迫る期限 出願取り下げ? 成立しても遠い信頼回復

 STAP細胞問題で、理化学研究所が出願している特許の行方が注目される。特許手続きの期限が迫るうえ、論文が撤回されており、たとえ特許が成立しても科学的な信用が得られるわけではない状況だ。

 理研はSTAP細胞関連の特許について、論文共著者が所属する東京女子医大、米ハーバード大関連病院と昨年、特許協力…

朝日新聞デジタル 2014年7月4日05時00分)

記事を全文引用すると朝日新聞社著作権を侵害するだろうから一部表現を書き換えながら以下に要点を抜粋する。記事を書いたのは小堀龍之記者。

  • 国際特許出願の筆頭発明者がチャールズ・バカンティで、小保方晴子も名前を連ねている。
  • 世界知的所有権機関WIPO)によると、国際特許出願によって、特許協力条約(PCT)加盟国148カ国すべてに出願したことになる。しかし、各国で特許を成立させるためには、手続き開始日から30カ月以内に各国の手続きへの移行が必要。日本では今年(2014年)10月がその期限になる。
  • 今年10月は、小保方晴子が加わっている検証実験が終わる前だ。WIPOによると、最大1年の猶予があるが、条件は厳しい。
  • 日本弁理士会の越智豊・ライフサイエンス委員会副委員長は、「特許の調査は科学的な論文と違う。特許が認められる可能性はある」と話す。
  • 理研幹部は「論文と特許は別だ」としてきたが、特許が成立しても理研や論文著者の科学的信頼は回復しない。出願取り下げは可能だが、理研広報によると方針は未定。

上記のうち、赤字ボールドにした「最大1年の猶予がある」というのは知らなかった。その他については、私にとっては新しい情報はないが、朝日がこういう記事を書いて、「STAP細胞」の特許出願に関する事実を世に知らしめた意義はもちろん認める。