kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

故笹井芳樹氏、小保方晴子に「新しい人生を一歩一歩進んで行ってください」

笹井芳樹自殺に対する理研・文科省・下村博文・安倍晋三の責任は重大 - kojitakenの日記(2014年8月6日)のコメント欄より*1

id:kemou 2014/08/07 02:23
理研本部、文科省、下村大臣らは迅速な事後処理を行うどころか、むしろその先送りを率先して進めましたからね。笹井氏を筆頭としたCDBの人達はSTAP細胞が小保方の捏造によるものであるという確信を数ヶ月前にはもう持っていたでしょうし、様々な捏造の証拠もCDB内で目にしていたことでしょう。そうでありながら先送りに加担する立場に置かれ、しかも上部組織が主導しているから自分の判断だけで追及を逃れるためにギブアップを宣言することもできない、文科省や下村大臣による今回の介入は彼らを板挟みにしただけでなくその逃げ道も塞いでしまいました。

「『STAP細胞』研究不正事件」において、もっとも私の心を強く引きつけたのは、笹井芳樹という人物の存在だった。国際特許の仮出願に加わっていなかった笹井芳樹が加わるや、短期間で「STAP細胞」が世紀の大発見に仕立て上げられたのだが、それは安倍政権の成長政略の目玉である、神戸の先端医療産業特区構想と無縁であったはずはないし、笹井芳樹小保方晴子の研究不正に気づきながら強引に突っ走った(と私は推測している)動機もそこにあったはずなのだ。だが、キーパーソンが自ら命を絶ってしまった以上、真相解明はきわめて難しくなった。安倍晋三(政権)に絡む自殺というと、2007年当時の第1次安倍内閣農水相だった松岡利勝を思い出すし、その前年、安倍晋三が第3次小泉内閣官房長官を務めていた2006年にも、ライブドア事件に絡んだエイチ・エス証券副社長にして安倍晋三の非公式後援会「安晋会」の理事だった野口英昭が自殺していた*2

ところで、昨夜(8/6)の報棄て(テレビ朝日の『報道ステーション』)で知ったのだが、笹井芳樹小保方晴子に書き残した遺書の中には、「あなたのせいではない」「STAP細胞を必ず再現してください」という、既に報じられて知っていた言葉の他に、「新しい人生を一歩一歩進んで行ってください」という言葉があったそうだ。なぜ笹井氏が小保方晴子に宛てた遺書の内容が早々とリークされるのかも不思議だが、最初の2つの言葉は、笹井芳樹小保方晴子を庇うと同時に、笹井氏自身も「STAP細胞」の実在をあたかも信じていたかのように受け取らせるものであるのに対し、最後の言葉の「(小保方晴子の)新しい人生」という言葉はまことに意味深長だと思った。これ以上は書かない。

*1:http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20140806/1407279573#c1407345830

*2:野口英昭の自殺に関しては、当時、2人の有名ブロガーが主導して「他殺説」の論陣が張られたが、のち佐野眞一が取材したところによると、他殺説につながる材料は何も得られなかった。