久しぶりに悪趣味な「小沢一郎・鳩山由紀夫・植草一秀『三種の神器』*1観察記」をメモしておく。但しメモと言ってもバカ長い。あまりにも長くなりそうだから、「小沢一郎編」と「鳩山由紀夫・植草一秀編」に分ける。そんなわけでまず「小沢一郎編」を。
小沢一郎が本格的にやる気をなくしているらしい。
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20141006(2014年10月6日)経由
https://twitter.com/asahian222/status/515007110522748928(2014年9月24日)
9月になって沢山の出来事があったのに、安倍改造内閣についてのコメントさえホームページに出さず、最新活動報告が9月12日でとまっている #生活の党 。韓国で小沢一郎が名誉博士学位を受領した事をアピール。他に報告する事ないのかよ…。
https://twitter.com/asahian222/status/517252439695564800(2014年9月30日)
今日の衆議院本会議、第2次安倍改造内閣発足後の国会論戦だ。各会派の代表質問がNHKで中継されたが、爺世代の党の爺連中─石原も平沼も園田もいたのに、生活の党の小沢一郎は姿を見せず、札が横になっていた。(生活の質問前に到着) だらけてる。
そんな小沢一郎が久々に口を開いたかと思うと…。
http://www.asahi.com/articles/ASGB66D8VGB6UTFK00H.html
「共産は自民の補完勢力みたい」小沢一郎・生活の党代表
■小沢一郎・生活の党代表(野党間の選挙協力について)共産党はほとんどの選挙区で候補者をたて、1万票なり取る。自民党の補完勢力みたいな話だ。本当に自民党政権では駄目だというなら、野党が勝利できるよう協力をしないといけない。(選挙区を)取れないのをわかっていてたてるのは、邪魔すること以外にない。社民党も共産党ほどじゃないが同じ事がいえる。我々ももちろんそうだが、自民党と1対1で戦い、勝てる体制と候補者をつくる。そのために各党が協力、合意するのが大事だ。(国会内の会見で)
(朝日新聞デジタル 2014年10月6日19時57分)
『vanacoralの日記』には、この小沢発言に対する批評のTwitterが数多く紹介されているが、その中から私が選ぶのは下記の2つだ。
https://twitter.com/yamaneko_strike/status/519103393445318657(2014年10月6日)
やれやれ、小沢一郎まで、街宣で小沢・小沢と絶叫しているみなさんと同じになっちゃったか
https://twitter.com/kurashi_mamoru/status/519116554214977536(2014年10月6日)
ついに、本人が『小沢信者』みたいなことを言い出しましたね。→「共産は自民の補完勢力みたい」小沢一郎・生活の党代表 - 朝日新聞デジタル http://t.asahi.com/g1dd
長年の「小沢お茶」もとい「小沢ヲチャ」としては感慨深いものがある。なぜなら、私は4年も前に下記の記事を書いていたからだ。
小沢一郎自身が「小沢信者」になってどうする - kojitakenの日記(2010年11月26日)より
http://www.asahi.com/politics/update/1125/TKY201011240508.html(注:リンク切れ)
小沢氏、ネット重視宣言「本当の姿伝える」
2010年11月25日1時44分
民主党の小沢一郎元代表は24日、東京都内で開かれた「小沢一郎議員を支援する会」などが主催する集会にビデオ出演し、「インターネットを通じ、自分の本当の姿、率直な意見を伝える機会を数多く持ちたい」と述べ、ネットメディアを重視する姿勢を鮮明にした。小沢氏は最近、新聞やテレビのインタビューを控える一方、インターネット番組に出演するようにしている。小沢氏は映像で「既存の新聞、テレビに作られた世論でなく、みなさんが真実を知ることで世論を形成し、政治に反映するのが優れた方法だ」とも強調。新聞やテレビは同氏をめぐる「政治とカネ」の問題を批判的に伝えており、こうした報道ぶりを批判したとみられる。
一方、小沢氏は同日夜、都内で自らに近い議員と会食し、「今は解散・総選挙を行うべきでない。政権交代への期待に応えるべきだ」と語った。
この記事を読んだ私が、「知られざる真実」とか、「ネットde真実」などという言葉を連想したことはいうまでもない。それと同時に、小沢一郎もこんなことを言うようになったのか、焼きが回ったな、と、「敵」ながら同情してしまった。徹底したマキャベリスト、という小沢に対するイメージは、いま音を立てて崩れていっている。
(中略)
失望するとともに、名実ともに小沢一郎の時代は終わったんだな、とも思う。小沢一郎自身が「小沢信者」になってしまってはおしまいだ。
上記記事を書いてから4年近く経つ。2012年の総選挙までの時期、私は小沢一郎が自民党に菅内閣不信任案の提出を焚きつけたことなどを理由に「小沢一派は自民党の補完勢力だ」としばしば書いた。これはもちろん「共産党は自民党の補完勢力」という「小沢信者」の常套句をもじったものだが、それに対してネトウヨもとい「小沢信者」*2が「補完勢力といえば共産党」といった類のくだらないコメントを寄越してきて閉口したものだ。しかし、いつしかこの手のコメントも全くこなくなった。おおかたかつての「小沢信者」の多くは、今頃はネトウヨにでも転向しているのではないかと思うが、それはともかく、「小沢信者」がこの常套句を用いていた頃には、小沢一郎自身はそんな言葉は決して口にしなかった。当時から既に小沢一郎自身に「『小沢信者』化」の兆候が現れていたとはいえ、そんな言葉を口にしない程度の矜恃は小沢も持っていたのである。
しかし、信者が誰も常套句を口にしなくなった(というより信者がほとんどいなくなった)今、小沢一郎自身が「小沢信者」の常套句を口走るまでに落ちぶれた。