kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

蓑田胸喜と在特会・ネトウヨ・安倍晋三

https://twitter.com/Dethtooldo/status/488268648541204480

この蓑田胸喜って人、在特会とかネトウヨとか産経を連想させるんだよね。 立花隆天皇と東大』を読む - 現代版「蓑田胸喜」は誰だ - kojitakenの日記 (id:kojitaken) http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20130318/1363540081

反国家的だのマルクス主義的だの敵対者に勝手にレッテルを貼って、ヒステリックに粘着質に相手を攻撃するところ。 しかも動機に私怨が絡んでたりとか、行動原理が淀んでる感じ。 安倍晋三桜井誠みたいだわ。


当ダイアリーの拙い記事を記事をお読みいただき、どうもありがとうございます。

ただ、蓑田胸喜在特会ネトウヨ安倍晋三にたとえるのは、在特会ネトウヨ安倍晋三への評価が過大だと思います。

蓑田胸喜とは、「原語(ドイツ語)でマルクスを読む男」。蓑田は、大内兵衛ら労農派マルクス主義経済学者の帝大教授たちを、「彼らのマルクス解釈は間違っている」と、『資本論』の原書を片手に論難した人間です。在特会ネトウヨ安倍晋三のなしうる業では到底ありません。

私が蓑田胸喜から連想するのは佐藤優ですね。佐藤は、著書を出して名前を売り始めた頃からマルクスを語っていて、佐藤自身の言葉を借りるなら「講座派よりは労農派との距離の近い宇野(弘蔵)経済学」の信奉者らしい。佐藤は最近はちょっと路線を転換してますが、かつてはおおっぴらに安倍晋三を持ち上げ、イスラエルを支持するなどしていました。

ところが一方で佐藤は民族派右翼としての一面もあって、それは佐藤自身が認めている(さすがに「右翼」とは言わず「保守」と自称していますが)。だから一時期、私の言うところの「『小沢信者』右派」(=「『小沢左派』右派)に佐藤優はずいぶんウケました。某元「城内実信者」も「佐藤優信者」を兼ねてましたっけ。そうそう、彼は櫻井よしこが大好きだとも公言してました。

蓑田胸喜は、レッテル張りをして敵対者を攻撃するところは確かに在特会ネトウヨ安倍晋三に似ていますが、「左翼の知識を持った民族主義者」という点では佐藤優に近く、その佐藤を信奉するところからは「小沢信者」を連想させます。

「敵対者に勝手にレッテルを貼って、ヒステリックに粘着質に相手を攻撃するところ」とは、何より「小沢信者」のもっとも得意とするところでもあります。「悪徳ペンタゴン」とかいうのもありましたっけ。