kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「私はシャルリー」への違和感

シャルリー・エブドへのテロについては何も書いてこなかったが(というより、今年に入ってからあまり活発に記事を書いていない)、ありきたりかもしれないが感想を短く書いておく。

まず、テロは許されないというのは当然。

但し、シャルリー・エブドが載せていたという、イスラム教の開祖・ムハンマドを『風刺』する(=おちょくる、あるいは冒涜すると書くべきだろう)漫画はどうかと思う。ここで筆というかキーボードを打つ指を滑らすと、数年前のやはり1月にやらかした、「9.11」に関するコメント同様、また叩かれる恐れがあるから、これ以上は書かないが。

もっとも、「教祖をおちょくる(冒涜する)」ことは、私自身日常茶飯事としてやっているのであった。そう、「××信者」たちが崇めるあの教祖様のことだ。

冗談はともかく、「私はシャルリー」というフレーズ(朝日新聞も見出しに使っていた)に違和感を持ち、これには同調できないことをここに意思表示しておく。

シャルリー・エブドは左派系の週刊紙だそうだが、やっていることは極右排外主義者の台頭を助けることでしかない。

ところで、シャルリー・エブドの紙名はかつて "Hara-kiri"(フランス語の読みでは「アラキリ」)といい、日本の「腹切り」をおちょくったものだったという。この「アラキリ」という漫画新聞について、かつてどこかで目にした遠い記憶があるのだが、それ以上のことは何も思い出せない。「アラキリ」は1960年創刊で、三島由紀夫切腹自殺より10年前だから、三島の自殺と紙名とは関係ないようだ。