kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「デモはテロ」の暴言を批判され「一部撤回」を表明した石破茂だが、文章はまだそのまま残っている(2013年12月2日8時55分現在)

数日前から話題になっている件について。


http://www.asahi.com/articles/TKY201311300290.html

「絶叫デモ、テロと変わらぬ」 石破幹事長、ブログで


 自民党石破茂幹事長は11月29日付の自身のブログで、特定秘密保護法案に反対する市民のデモについて「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます」と批判した。表現の自由に基づく街頭での市民の主張をテロと同一視したことは問題になりそうだ。

 石破氏はブログで「議員会館の外では『特定機密保護法絶対阻止!』を叫ぶ大音量が鳴り響いています」と紹介。「人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはない」とも批判した。石破氏は30日、朝日新聞に「ルールにのっとったデモを介して意見を言うのはかまわないが、大音量という有形の圧力で一般の市民に畏怖(いふ)の念を抱かせるという意味で、本質的にテロ行為と同じだと申し上げた」と話した。

     ◇

 自民党石破茂幹事長が、自身のブログで特定秘密保護法案への反対デモを批判した部分は次の通り。

 今も議員会館の外では「特定機密保護法絶対阻止!」を叫ぶ大音量が鳴り響いています。いかなる勢力なのか知る由もありませんが、左右どのような主張であっても、ただひたすら己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう。

 主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきなのであって、単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます。

朝日新聞デジタル 2013年11月30日22時46分)


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131201/k10013486071000.html

石破氏 ブログの「テロ」部分を撤回の考え


自民党の石破幹事長は、特定秘密保護法案に反対する国会周辺のデモに関連し、「絶叫戦術はテロ行為とその本質であまり変わらない」とみずからのブログに書き込み、1日、表現が足りないところはおわびするとして、「テロ」という言葉を使った部分を撤回する考えを示しました。

自民党の石破幹事長は先月29日、みずからのインターネットのブログに、特定秘密保護法案に反対する国会周辺のデモに関連し、「主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は、決して世論の共感を呼ぶことはない。単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質において、あまり変わらないように思われる」などと書き込みました。
これについて、石破氏は1日、富山県南砺市で講演し、「国会の周りに大音量が響き渡っているが、周りにいる人たちが恐怖を感じるような大きな音で『絶対に許さない』と訴えることが、本当に民主主義にとって正しいのか。民主主義とは少し路線が異なるのではないかという思いがするが、もし表現が足りなかったところがあればおわびしなければならない」と述べました。
そして、石破氏は講演のあと、記者団に対し、「『テロだ』と言ったわけではないが、テロと同じだという風に受け取られる部分があったとすれば、そこは撤回する」と述べ、「テロ」という言葉を使った部分を撤回する考えを示しました。


抗議活動参加者から批判相次ぐ

自民党の石破幹事長のブログの書き込みについて、特定秘密保護法案に抗議する活動をしてきた人たちからは、批判の声が上がっています。
このうち、1日、国会周辺で行われた法案への抗議活動に参加した女子高校生は、「私たちは選挙権もないので声を上げることしか方法がない。抗議活動がテロ行為だとされたことは全く信じられない」と話していました。
また、横須賀市の19歳の男性は、「抗議活動をテロとみなしたことは、政治家が国民の声を聞こうとしない表れだと思う」と批判していました。
先月21日、日比谷公園の野外音楽堂で大規模な集会を開いた団体は、「法案に危機感を覚え、社会にメッセージを発しようという人たちをテロと同一視する発想で、民主主義の否定につながるものだ。発言の背景には国会で与党が多数を占めていることへのおごりがあるのではないか」とコメントしています。

NHKニュース 2013年12月1日 18時7分)


だが、2日8時55分現在、『石破茂ブログ』当該の記述はそのまま残っている。
沖縄など: 石破茂(いしばしげる)ブログ

 主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきなのであって、単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます。


これで思い出したのが、5年前に激しく批判された差別意識剥き出しのブログ記事 "bakawashinanakyanaoranai" を未だに残している城内実である。

城内が今もこれを削除せずそのままにしているのは、この記事に書いたことが城内の「信念」であるからだろう。


石破茂がこのあと当該記事を削除するかどうかヲチすることにするが、「撤回」を口にしたならば即刻当該箇所を削除するのが当然だろう。政治家のブログともなれば、自分ですべて管理するのではなく、スタッフに管理させているのだろうから、当該箇所の削除とそれに伴うコメントをつけるくらいはあっという間にできるはずだ。それをしないということは、「デモはテロ」というのが石破茂の確固たる意見なのではないかと思われる。

かつて、この石破を評価する「リベラル系」ブロガーが少なくなかったことを批判したことがある。私はこの石破茂という世襲政治家が台頭してきた頃から大嫌いであり、この男を全く評価いていない。馬脚を現した石破について、かつての石破シンパのブロガーに見解をうかがいたいものである。

石破茂に対しては、「恥を知れ!」の一語に尽きる。