kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

菅義偉、「自衛隊も軍隊の一つ」と安倍晋三を弁護する妄言(呆)

朝日新聞(3/27)に安倍晋三の「我が軍」発言とそれを庇い立てる菅義偉の妄言を批判する社説が載っていたが、安倍晋三が最初の妄言を発してからもう1週間も経っている。私自身も同じだから偉そうなことはいえないのだが、反応が鈍い。

安倍晋三があまりに凶悪な言動を矢継ぎ早に繰り出し、しかもそれがまかり通ってしまうことが繰り返される。その凶悪さとそれがあっけなく通ってしまうことに気が重くなって、文章を書く意欲が湧かなくなるのだ。腹を立てる以前に、押し潰されるような重苦しい気分になり、それがキーボードを打つ指を鈍らせる。この文章を書いている今もそうだ。「我が軍」発言以外の問題でも、辺野古の基地建設をめぐって翁長沖縄県知事に会おうともしない安倍晋三菅義偉のかたくなな強硬姿勢は戦後最凶といえるが、この件についても、何か書こうとすると気分が重くなってしまい、結局未だにまとまった記事を何も書けずに今に至っている。政治批判をする気も起きなくなるほどの重苦しさを始終感じるのは、生涯初めての経験だ。これではいけないと思うのだが、身体がいうことを聞かない。

今日は、安倍晋三の「我が軍」発言を庇い立てる菅義偉のふざけた発言を報じる記事をメモしておく。これは一昨日昼に公開された記事であり、今頃取り上げる私の反応は鈍いと我ながら認めざるを得ない。

http://www.asahi.com/articles/ASH3T3TZKH3TULFA00T.html

菅氏「自衛隊も軍隊の一つ」 首相の我が軍発言巡り

 菅義偉官房長官は25日午前の記者会見で、安倍晋三首相が20日の国会質疑で自衛隊を「我が軍」と答弁したことをめぐり、「自衛隊は我が国の防衛を主たる任務としている。このような組織を軍隊と呼ぶのであれば、自衛隊も軍隊の一つということだ」と述べた。

 菅氏は「自衛隊憲法上、必要最小限度を超える実力を保持し得ないなどの制約が課せられており、通常の観念で考えられる軍隊とは異なる」と、従来の政府見解に沿って自衛隊の解釈を説明した。そのうえで、「自衛隊は一般的に国際法上は軍隊に該当することになっている。自衛隊が軍隊かどうかというのは、軍隊の定義いかんによるものだ」とした。

 首相答弁については「全体の流れとして、外国の軍隊と共同訓練をしていることに対しての質問の中で、自衛隊を『我が軍』と述べた。答弁の誤りにはまったく当たらない」と語った。

朝日新聞デジタル 2015年3月25日13時50分)


「軍隊の定義」云々の菅の妄言は、安倍晋三がかつて口にして批判された「侵略の定義」云々の妄言を思い出させる。時が経つにつれて、安倍や菅の妄言がどんどん批判されなくなってきている現状は、まさに危機的だ。