この件、昨日から知っていたが、軽率というだけではすまない、何というとんでもないことをやってくれたものだ、といまいましくてたまらない。
http://mainichi.jp/select/news/20151125k0000m040068000c.html
新潟日報:支社報道部長がツイッターで弁護士に暴言、謝罪
◇暴言書き込み理由「酒を飲み、職場のストレスから」と説明新潟県の地方紙、新潟日報社上越支社の50代の男性報道部長が、インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」上でハンドルネーム(ネット上の別名)を使い、新潟県弁護士会の高島章弁護士に「うるせーな、ハゲ! はよ弁護士やめろ」などと暴言を繰り返したことが分かった。報道部長は24日、高島弁護士に直接謝罪した。
高島弁護士は新潟水俣病3次訴訟弁護団長を務め、人権問題などについて幅広く発言している。高島弁護士によると、20日、ツイッターで「まるでネトウヨの高島弁護士」などと複数の中傷が投稿された。その後、投稿主が報道部長ではないかとの指摘がネット上であり、23日に新潟日報社に連絡。報道部長本人から電話があり、投稿を認めたという。
報道部長は24日、高島弁護士の事務所を訪れ、酒を飲んでいたことや職場のストレスから暴言を書き込んだと説明し、謝罪したという。高島弁護士は毎日新聞の取材に「許される限度を超えている。匿名での書き込みはたがが外れるので怖い」と話した。新潟日報社経営管理本部は「過去の投稿も含めて調査している。対処すべきことがあれば適切に対応する」としている。【真野敏幸】
毎日新聞 2015年11月24日 20時24分(最終更新 11月24日 21時43分)
毎日はこれだけしか書いていないが(読売は部長の実名を書いているものの、毎日と同様背景は書いていない)、この新潟日報の部長は、「対レイシスト行動集団」(旧称・しばき隊)の団員だった。それがリベラル系の弁護士に絡んで自滅したのである。ネトウヨたちが「お祭り」をやっていることはいうまでもない。あまりにも不快なので記事の内容はコピペしないが、『ガジェット通信』の2本の記事にリンクのみ張っておく。
私はもともと「対レイシスト行動集団」(旧称・しばき隊)に対する関心は薄い。だから彼らに関する知識はいたって少ないし、この日記に検索語「しばき隊」で日記内検索をかけても記事は1件しか出てこない。しかし、その1件も彼らにとってかんばしくないものだった。私は記事に、彼らのリーダーである野間易通を非難するタイトルをつけていた。
以下再掲する。
野間易通という人間は、いつぞや朝日新聞のオピニオン欄にでかでかとインタビュー記事が出ていたことで記憶にあった。いや、朝日に出てたあの記事に出てたのが確か野間易通だったよなあと思ってネットで確認したというのが正確なところだ。下記URLをたどると、8月10日付だったことがわかる。記事に野間易通は、「レイシストをしばき隊」を主宰していると紹介されている。
http://twitpic.com/d7e5h0
その野間易通が、とんでもないことをやらかしていた。
ヘイトスピーチに反対する会 9.16集会の音声が無断公開されたことについて
9.16集会の音声が無断公開されたことについて
先日はヘイトスピーチに反対する会が主催した学習会「人種差別を日本からなくす!どうやって?」ご参加いただきありがとうございました。あらためてお礼申し上げます。さて、このたび参加者のみなさんに会から報告しなければならないことがあります。それは学習会の終わりの部分に関する音声ファイルが、何者かの手によって発言者の名前とともに公開され、野間易道氏らによって拡散されていることについてです。
当学習会の開始冒頭に司会から集会の録音と録画についてご説明いたしました。その際、参加者のみなさんには、録音・録画の内容をそのままの形で外部に公開しないことを会としてお約束いたしました。ところが一部の参加者が秘密裏に録音し、主催者の意思を踏みにじってネット上に公開したのです。
誰がどのような集まりに参加しているのかというきわめてセンシティブな情報が、当人に確認を取らずに、あるいはその意に反して、明らかにされるべきでないことは言うまでもありません。にもかかわらず今回、発言いただいた参加者のお名前がファイルの説明文として、またお名乗りいただいたために音声として、公開されてしまったことは大変重大な問題です。
情報拡散については、まずそれを行った者が第一に非難されるべきことであるとはいえ、わたしたちも主催者として情報漏洩を防ぐ責務を果たせなかったことを皆様にお詫びします。また、会としては、当日の集会に参加し主催者の意思を知りながら拡散を続ける野間易通氏らに抗議するとともに、当該拡散情報を削除することを求めます。
また、該当するファイルストレージサービスにはすでに削除要請を出しています。今後も、お名前が明らかになっていることについてできる限りの対応をしていきますので、何卒ご理解いただきたくお願い申し上げます。
2013年9月20日
ヘイトスピーチに反対する会
問答無用であろう。
野間易通は厳しく非難されなければならない。
あのリーダーにしてこの団員あり、といったところだろうか。
新潟日報の部長が引き起こした今回の事件以外にも、この団体は最近騒ぎを引き起こしているのだが、それらはいずれもネトウヨや安倍晋三を喜ばせるだけの結果しかもたらしていない。それを思うと、怒りが収まらない。