kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

長谷川幸洋と小熊英二と野間易通の3人の「接点」

長谷川幸洋について語る時、長谷川と「リベラル」との接点に関する考察を落としてはならない。繰り返しそう訴えたい。

たとえば、「しばき隊」のリーダーとして悪名高い野間易通に、『金曜官邸前抗議 ---デモの声が政治を変える』(河出書房新社,2012)と題した「著書」がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/4309246109

上記アマゾンのサイトから「内容紹介」を引用する。小熊英二が書いた文章だ。

内容紹介


原発再稼働反対を訴え一般市民20万人が集まり、総理との異例の面会にも至った毎週金曜の通称「官邸前デモ」。戦後市民運動の明確な分岐点になったこの運動の経緯と思想を主催者の目線から明らかにする。


この国の未来は我々が決める----
原発再稼働反対を訴え、首相官邸前に集まった20万人の声はどう響き、何を変えようとしているのか?
総理との異例の会談にも至るなど、戦後史における事件となった2012年春から秋の「官邸前デモ」の思想と経緯が主催者、また参加者、さらに鎌田慧孫崎享長谷川幸洋小熊英二津田大介といった識者などの様々な証言を通して、今、語られる。
主催のひとりが初めて明かす本格ノンフィクション。

−−当事者による貴重な記録。日本では60年安保以来の民衆運動であり、世界的には「アラブの春」や「ウォール街選挙」運動と同時代の現象だったものを、内側から描いた本として、現代史に残るだろう。

(小熊英二)


私など、この文章に出てくる名前を見るだけでも激しい怒りが込み上げてくるのだが。

岸信介佐藤栄作を「自主独立派」として絶賛した孫崎享と、今話題の安倍晋三の「寿司仲間」にしてヘイトスピーチを助長してきた長谷川幸洋が、小熊英二自身や津田大介はともかく、あろうことか鎌田慧と名を連ねている。

まさに「『右』も『左』もない」脱原発の一点共闘だ。しかも文章を書いた小熊英二は、昨年4月から朝日新聞の論壇時評を執筆する「『リベラル』の親玉」というべき人間だ。

長谷川幸洋、そして東京新聞について語るリベラルの人間は、こうした「『右』も『左』もない」政治・言論活動に関する総括という視点を落としては絶対にならない。そう強く確信する。