kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「きっこ」が三宅雪子と共同で有料メルマガ配信を始めたらしい

この日記を始めた10年前に私が目の敵にしていた勝谷誠彦という「電波芸者」はかつて「さるさる日記」にトンデモな記事を毎日書いていた。それをチェックして怒ったり笑いものにしたりしていたものだが、2007年からだったか、勝谷は有料メルマガを始めた。その後電波芸者としての勝谷の人気は凋落し、さっぱりテレビで見かけなくなったが、一説によると勝谷は今や有料メルマガで食っており、本当か嘘か、億単位の年収があるらしい。

当時、「さるさる日記」で勝谷をはるかに上回る人気を誇っていたのが「きっこ」で、「きっこの日記」には恥ずかしながら私も長らくはまっていた(それどころか、立花隆までもが「きっこ」を取り上げて絶賛したことがある)。

しかしその後、「きっこ」が取り上げた2005年の耐震強度偽装事件の追及がガセネタによるものだったことが明らかになったり(当時「きっこ」とのコラボを行った民進党の右翼議員・馬淵澄夫は未だにそのことを総括していない)、社民党支持のはずがいつの間にか「小沢信者」に転落していたり、何よりニュースソースと切れてしまったのか、玉石混淆ながら時には人を驚かせるような情報をつかんでそれを日記(ブログ)に書くこと(たとえば「きっこ」は2005年3月の堤義明逮捕を事前に言い当てていた)が全くなくなったので、今では「きっこのブログ」を見に行くことなどほとんどない。

その「きっこ」のウリは、「きっこの日記は無料です!」というものだった。

ブログやメルマガを有料で配信するような金の亡者は死ねばいい。やっとインターネットが市民権を得たのに、その中でテメエの私利私欲のために一般市民を食い物にするような豚は死ねばいい。

などと書いていた。

当該TwitterのURLは、https://twitter.com/kikko_no_blog/status/9968123755102209 だが、なぜか削除されている。ちなみに、昔「きっこ」が編み出した屁理屈によると、確かネットから削除した文章は無断引用しても構わなかったはずだ(笑)。

その「きっこ」が、元民主党衆院議員の三宅雪子と共同で有料メルマガの発信を始めたという。

三宅雪子といえば、2012年の衆院選で「日本未来の党」公認で立候補したものの落選して、その後昨年だったかに「生活の党と山本太郎となかまたち」を離党したという。現在の三宅雪子は相変わらず小沢一郎を崇拝しながらも、小沢の取り巻きの政治家たちや「小沢信者」への批判を強めている。三宅雪子Twitterで「オザシン」(「小沢信者」の略語)という言葉を使って、さる「小沢信者」を批判したTwitterを知った時には、ついに奴らも仲間割れを始めたかとの感慨を持った。

「きっこ」と三宅雪子の有料メルマガなんか登録するわけはないし、三宅雪子に「オザシン」と罵倒された「小沢信者」でさえそんなものを購読する人間がどのくらいいるのかきわめて疑問だが、かつてあれだけの人気を誇った「きっこ」の名前につられて登録する人間はそれなりにいるのかもしれない。

だが、その「きっこ」とは、かつて「テメエの私利私欲のために一般市民を食い物にするような豚は死ねばいい」と書いた「豚」に自ら転落したばかりか、そう書いた証拠となるTwitterを証拠隠滅のために削除するような「人間のクズ」なのだ。もっとも以上は「きっこ」なる人格が存在すると仮定しての話だが。

ちなみに私も、「きまぐれな日々」のアクセス数が最も多かった2009年に有料メルマガをやらないかと誘われたことがあるが断った。それは、「きっこ」が発したTwitterのような「信念」があったからでもなんでもなく、その当時でさえ日に3000〜4000件程度のアクセスしかなかった「きまぐれな日々」を有料化したところで、登録者はその数十分の一どころか数百分の一がいいところで、想定できる読者はせいぜい10人か20人程度だろうと思ったからだ。当然、収入はごくわずかだろうし、そのために記事の作成がノルマになるなど、こんな割に合わない話はない。

今日も「きまぐれな日々」に「野ダメ」(野田佳彦)の財政至上主義批判の記事を書こうと思ったが(私が野田佳彦を嫌う最大の理由は、ウヨサヨ論などではなく野ダメの経済政策にある)、気分が乗らないので止めた。最近はすぐ神経疲れをするし、仕事の予定が押すことが多いので、なおさら「きまぐれな日々」の更新ができなくなっている。最近は更新の頻度が3週間に1回にまで減ってしまい、当然ながらブログのアクセス数も7年前と比較すると10分の1程度にまで減った。今後はさらに減るだろう。

有料メルマガは、誘われた時でさえやろうとは全く思わなかったが、やったってろくなことないよなあ、あれで稼げるのは勝谷誠彦などテレビで虚名を売った人間くらいのものじゃないかと思う今日この頃なのだ。