kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

イラク人質事件で「自己責任論」を唱えた勝谷誠彦の「病名」

いわゆるネトウヨ(その実態は「安倍信者」)が安田純平氏に浴びせる罵声から、2004年のイラク人質事件を思い出すのは私だけではなく多数に違いないが、2004年にはまず政治家が言い出し、読売・産経新聞や御用コメンテーターどもがそれを拡散したという。つまり今のネトウヨのような「草の根右翼」から沸き上がった声ではなかった。

当時「電波芸者」として活厄していた勝谷誠彦も、3人の人質たちに容赦なく自己責任論による罵声を浴びせかけていたのを覚えている。当時勝谷は今はなき「さるさる日記」にその駄文を晒していた。この日記が有料メルマガに移行するまで、私は毎朝勝谷の駄文を読んでは血圧を上げるという悪しき生活習慣を続けていた。なお、イラク人質事件の2年後、「勝谷=きっこ」という俗説が流れたが、私がこの説を否定した根拠がこのイラク人質事件であって、当時「きっこ」は3人の人質を擁護し、自己責任論を批判する日記を書いていたのだった。後年、「小沢信者」に堕落した「きっこ」だが、2004年当時にはまともなことも書いており、勝谷とは大違いだった。ところで勝谷も「きっこ」より早く、第1次安倍内閣発足直前の2006年には既に「小沢信者」に転向したのだった。イラク人質事件で自己責任論を取り入れた勝谷が、自己責任論の元祖ともいうべき小沢になびいたのも必然だったと思われるが、その頃から小沢は「国民の生活が第一」などと言い出した。風を読む能力ではしょせん勝谷は小沢の足許にも及ばないようだ。

前置きが長くなったが、その勝谷は現在「重症アルコール性肝炎」を患っている。発症時には一時生命も危ぶまれた状態だったという。実は私は勝谷の大病を発症直後からその原因(過度の飲酒)ともども知っていたが、いかなにっくき宿敵とはいえ、そんな状態の時に悪口を書く気にはならなかったので自粛していた。勝谷は先月上旬に退院したらしいから悪口を解禁することにする。

勝谷誠彦氏 退院後初の公の場「死にそうになった」コラム当面休載/芸能/デイリースポーツ online

勝谷誠彦氏 退院後初の公の場「死にそうになった」コラム当面休載

 重症アルコール性肝炎で一時、入院していたコラムニストの勝谷誠彦氏(57)が20日、兵庫県内で行われた「尼崎市民医療フォーラム」に参加し、9日に都内の病院から退院後、初めて公の場に姿を見せた。入院生活にも“毒”を吐くなど勝谷節も健在だった。

 勝谷氏は、8月下旬に「重症アルコール性肝炎」で入院。一時は集中治療室に入っていたが、今月9日に退院していた。同フォーラムには毎年参加しており、関係者によると8月に入院する前から参加は決まっていたという。

 「100歳時代の生き方、死に方〜バラ色の人生〜」と題されたこの日のフォーラム。車イスで登場した勝谷氏は冒頭から「100歳どころか57歳で死にそうになった」とぼやいて、参加者約650人を笑わせた。

 勝谷氏は「肝臓を痛めまして、今も足もとがおぼつかない」と現在の体調についても説明。「入ってみたら看護師が主役。教授は週に1度、回診で10人くらい連れてきて『うん、順調だね』と。アホかと思いました」と毒舌交じりに入院生活を振り返るなど、“勝谷節”も健在だった。

 所蔵事務所によると、執筆している有料コラム「勝谷誠彦の××な日々。」は、勝谷氏の体調が回復するまでの当面の間、休載とする。

 日記コラムの休載は勝谷氏やスタッフで協議し、この日朝までに決定。勝谷氏は現在も投薬治療を続けながら通院を続けており、その他の仕事については体調を見ながら今後も続けていくという。

(デイリースポーツ 2018.10.20)


勝谷は10月1日に有料メルマガを再開していたらしいが、どうやらまだまともな文章を書けないようで、早くも「無期限休載」に追い込まれた。下記は勝谷のスタッフが勝谷のFacebookに書いた告知記事(10月19日)。

https://ja-jp.facebook.com/katsuyamasahiko/posts/1899455790109205

ヨロンです。
今朝のメールに書きましたが、順調な回復とはならず、申し訳ありませんでした。
勝谷にとっても、周りにとっても限界が見えてしまったので、『勝谷誠彦のxxな日々。』は無期限休載とします。
勝谷本人とも、今朝電話で話をしまして、彼も納得しました。
8月21日の緊急入院以来、多くの暖かい応援をいただいてきましたが、裏切るようなことになってしまい、残念です。
次があるかどうかもわかりませんが、今度は依存症まで含めて、完全に治ってから復帰させます。
さまざまなご意見、ご批判、ご提案もあると思いますが、ご理解のほど、よろしくお願いします。
ありがとうございました。


コメント欄を見ると「無期限休載」の直前には勝谷が滅茶苦茶な文章を書いていたらしいことがうかがわれる。コメントの例を2件挙げる。

購読してますが、昨日のメールは本当に酷かった。ですが購読したまま待っています。
併せて、ヨロンさんありがとうございます。ヨロンさんじゃなければとうに匙を投げていたでしょう。ヨロンさんもお身体に気をつけて。

ヨロンさん、大変でしたね。確かに昨日の壊れ方は酷かったですね。
休載は残念ですが、復帰を待ちます。ヨロンさん、T-1さんも見捨てず面倒みてやって下さい。


兵庫県民はこんな奴を県知事にしなくて本当に良かったな。勝谷に投票した人たちはよく反省してもらいたい。

勝谷の肝炎が「劇症」化してしまったのは不運だったかもしれないが、原因が原因だけに勝谷にこそ「自己責任論」が当てはまるのではないかと思う今日この頃。