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生活の党「自由党」に変更検討 小沢氏意向、山本氏は?(朝日)

こういうのって、世の「小沢信者」さんたちはどう感じるんだろうか。

http://www.asahi.com/articles/ASJB75PXQJB7UTFK019.html

生活の党「自由党」に変更検討 小沢氏意向、山本氏は?
関根慎一
2016年10月7日19時05分

 小沢一郎山本太郎両共同代表が率いる生活の党と山本太郎となかまたちが、「自由党」への党名変更を検討していることが、7日わかった。党員らに賛否を問う郵送アンケートを実施中で、12日に両院議員総会を開いて決める。

 同党は所属する衆参国会議員が5人で、政党要件をぎりぎり満たす小所帯。「年明け解散」の臆測が飛び交うなか、「このままの態勢で総選挙に漫然と臨むのではなく、党の刷新や選挙態勢を整える」(小沢氏)ため、両代表が協議して党名を変えることにした。党幹部によると「自由党」は、旧自由党党首だった小沢氏の意向という。

 旧自由党は1998年、小沢氏が前年末に新進党を解党して結成、党首に就いた。自民党公明党との連立政権の一角を占めたが、00年に離脱。03年に当時の菅直人代表が率いる民主党と合併した。(関根慎一)

朝日新聞デジタルより)


記事にある通り、自由党とは1998年から2003年まで存在した政党。当初野党だったが、1999年1月に小沢一郎自民党との連立に踏み切り、1年あまりの間連立与党だった。1999年の国会で、時の小渕政権が次々とタカ派的・狂犬、もとい強権的な法案を可決させた背景に小沢の強い圧力があったことは、当時の政治を覚えている人間の間では今も語り草になっている。

なお、1998年の政党設立時の話だが、「自由党」の「自由」とは、リベラリズムの「自由」ではなく、ネオリベラリズムの「自由」だったことはいうまでもない(今回も同じなのではないかと私は疑っているが)。

「生活の党」などという、いかにも「ソーシャル」な印象を与える党名(その後、うしろにゴチャゴチャと変な飾りがついてしまったが)から、唐突に「自由党」に戻して、おそらく最後になるであろう衆院選を戦おうという小沢一郎は、いったい何を考えているのだろうか*1

信者たちは何を思う。

なお、生活の党となんちゃらが、党名変更を検討しているというニュースはしばらく前から流れていて知っていたが、「小沢信者」がほとんど何も騒いでいなかった。今や信者の絶対数が限りなく少なくなって無視できるほどになったということなのだろう。

*1:おそらく、小沢一郎にとってもっとも愛着のある党名がこの「自由党」であって、自分の政治生命をこの党名とともに終えたいという思いだろうと想像する