kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「森友学園 私立小設置認可基準を緩和 大阪府が要望受け」(2/28毎日)

森友学園(アッキード)事件、塚本幼稚園の運動会のビデオがあまりにトンデモだったことからようやくテレビのワイドショーが冒頭に放送するようになっているが、既に23日(安倍昭恵森友学園のホームページから「消えた」日)に政権側が籠池泰典森友学園の切り捨てを決めたあとだからテレビも安心して扱えるだけの話だ。私は安倍晋三を頂点とする事件の構造の頂上部分に主たる関心がある。それは双耳峰をなしていて、片側のピークには安倍晋三と晋三の意を体して動く妻・昭恵、もう一方のピークに大阪維新の会松井一郎橋下徹がいる。初井一郎がなぜ積極的に動いたかといえば、それは2012年に政界の水面下で進められたものの終戦記念日朝日新聞に1面で報じられたのをきっかけにポシャってしまった、維新の会が安倍晋三をスカウトする構想と深く関わっていることは明らかだ。あの極右トンデモの森友学園安倍晋三(夫妻)と大阪維新の会をくっつける糊のようなものだった。ついでに書けば、大阪維新ピークの山頂にある本堂に当たるのが松井一郎であることは明白だが、奥の院に当たる橋下徹も相当程度かかわっていたはずだ。2012年の維新の安倍晋三スカウト構想は、何も(当時さる都会保守のブロガーが思い込もうとしていたような=そういやあの人、あの頃から妙に橋下徹びいきだったんだよな=)松井一郎の暴走などではなく、維新側では松井一郎橋下徹の二人三脚で進められたと私はみている。しかし森友学園事件では橋下徹の名前が出るところまで全然行っていないから、追及はなお道通しの感がある。

今日はまず、昨日(2/28)毎日新聞朝刊が伝えた下記の記事を記録しておく。1日遅れだが早さより中身を重視した。大阪維新ピークについては、せめて松井一郎を府知事辞任に追い込む程度の結果は期待したい。

森友学園:私立小設置認可基準を緩和 大阪府が要望受け - 毎日新聞

森友学園
私立小設置認可基準を緩和 大阪府が要望受け

毎日新聞2017年2月28日 06時30分(最終更新 2月28日 18時04分)


 小学校建設のため大阪市の学校法人「森友学園」に売却された大阪府豊中市の国有地を巡る問題で、府が2012年、学園側の要望を受けて私立小学校設置認可基準を緩和していたことが、27日分かった。幼稚園しか設置していない学校法人が、小学校の開設に借入金を充てることを容認する内容。基準の緩和後、小学校認可の申請は森友学園の1件だけだが、現在も財務面での不安を解消できない異例の展開をたどっている。

 府は、森友学園が借入金を学校開設に充てているかは明らかにしていないが、14年12月に開かれた府私立学校審議会の議事録によると、学園の財務状況について委員から「借り入れが今持っているものよりオーバーしている」と指摘されていた。また、今月22日にあった私学審の臨時会では、入学希望者が定員の半数程度にとどまっていることが報告され、学園の財務状況を懸念する声が出た。

 府私学課によると、森友学園籠池泰典理事長が11年ごろ、小学校や中学校などを設置済みの学校法人にしか借入金による小学校設置が認められていないことを問題視し、府に見直しを要望した。府は12年1月に府民から意見を募集し、同4月1日に基準を改正。幼稚園のみを設置していた同学園は14年10月、府に小学校設置認可を申請した。

 従来の基準は、小規模な幼稚園しか設置していない学校法人は資金繰りに問題が生じる可能性が比較的高いとして設けられていた。私学課は「同様の要件を設けている都道府県がほとんどなく、合理的でないと判断した」と説明。森友学園の他に同様の要望はなかった。

 教育の規制緩和を進めていた府側の意向と一致した形となったが、松井一郎知事は25日、自身のツイッターで「新規参入を促し競争による質向上を目指して高いハードルを他府県並みに引き下げたまでだ」と説明した。また、取材に対し、籠池理事長と「会ったことはない」と話している。【青木純】

毎日新聞より)


また昨日菅野完が騒いでいた「安倍昭恵が塚本幼稚園から報酬を受け取っていた可能性」の件もあげておく。決定的な物証とまではいえないが、安倍晋三・昭恵夫妻の黒いイメージがさらにドス黒さを増した、くらいのことはいえるだろう。なお画像の引用はしないので、元記事をご参照いただきたい。

https://hbol.jp/131054

【スクープ!】安倍昭恵夫人、塚本幼稚園から報酬を受け取っていた可能性
2017年02月28日 政治・経済

 安倍首相は2月27日の衆院予算委員会で、民進党・福島のぶゆき議員から出た「この安倍昭恵夫人は、名誉校長としてなんらかの報酬を貰っていたんでしょうか? また、何度か講演に行っているようでありますけども、そのときに講演料というのはどのくらい受け取っているのでしょうか?」という質問に対し

「えー、報酬も講演料もまったく受け取っていないと、聞いております」

と、答弁した。再度確認するが、やはり安倍首相の答弁は

「えー、報酬も講演料もまったく受け取っていないと、聞いております」

であり、昭恵夫人森友学園の経営する塚本幼稚園から、講演料を受け取っていないと言明している。

 しかしこれはどう言うことだろう?

(塚本幼稚園PTAの決算書の画像の引用を省略=引用者註)

 この写真は、塚本幼稚園PTAの決算書だ。40万円の支出のある「社会教育費」科目の摘要欄に「6/21姫路城(親子遠足) 11/26京都御所(社会見学)」と言う記述に続き、「社会講座 7/11谷川浩司先生 9/5首相夫人安倍昭恵先生」との記述がある。

 40万の支出のうち、遠足・社会見学と社会講座の費用がどのように振り分けらているのかこの決算書からは読み取れない。しかし、日付の並びから、遠足や社会見学の費用と「社会講座」なる活動の費用は「別」と考えられていることが見て取れるだろう。社会講座 7/11谷川浩司先生 9/5首相夫人安倍昭恵先生」なる記述からは、谷川浩司氏と安倍昭恵氏にいくばくかの金銭が渡されていたとしか読み取りようがない。

 となると、安倍首相の答弁は虚偽答弁と言うことになる。少なくとも、「受け取っていない」とは、この決算書が有る限り、断言できないはずだ。

 本件を含め、事実関係を塚本幼稚園に確認するため、連日取材依頼を行なっているが、今の所塚本幼稚園からの返答はない。

 名誉校長を辞任したとはいえ、昭恵夫人森友学園の関係については、今後も徹底した検証がくわえられるべきだろう。

<文/菅野完(Twitter ID:@noiehoie)>

(HARBOR BUSINESS Onlineより)


ところで安倍昭恵の話題が出る度にいつも私が思うことは、「そういえば三宅洋平、何やってるんだろうか」ということだ。結論からいえば、貝になっている。三宅のTwitterはいまや「三宅商店」という通販店*1の宣伝ばかりだ。昨夏の参議院選挙東京選挙区に立候補した人間(室井佑月なんかも三宅に投票したらしい)とは思えない。こんな人間を応援していた人たちには猛省を求めたい。あと製造責任者の山本太郎にも。

最後に、松井一郎三宅洋平に関して、下記『広島瀬戸内新聞ニュース』記事のリンクを張っておく。

*1:物流拠点は岡山・吉備中央町。ベルギー生まれの三宅だがルーツは岡山なんだろうか。岡山には三宅姓が多く、地元では三宅姓は「海賊の末裔」であると語られることが多い。