kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「三宅洋平と安倍昭恵さんが出会う橋渡しをした」人物が安倍昭恵擁護のブログ記事を公開していた(昭恵もとい呆れ)

こんなブログ記事がTwitterで話題になっているみたいだ。

安倍晋三籠池康博を引き合わせたのはどうやら昔「喜八」が応援の旗を振っていた平沼赳夫で間違いないようだが、安倍昭恵三宅洋平を引き合わせたのは市井の2人の人間だったようだ。その狂信的なブログ記事を以下に示す。

俺が知ってる安倍昭恵さん。 | てんつくマンオフィシャルブログ「YES IS LOVE」Powered by Ameba(2017年3月24日)

俺が知ってる安倍昭恵さん。
2017-03-24 11:07
 
去年、三宅洋平安倍昭恵さんが出会う橋渡しを熊本のちかおと一緒にさせてもらった。
出会うまでにちかおが俺と昭恵さんとのLINEグループを作ってくれたので、その中で何度もやりとりをした。
正直、おいらは自民党のやり方が好きじゃないので安倍さんも好きじゃない。
でも、昭恵さんはめっちゃざっくばらんで愛されキャラやった。
俺は二人が出会うセッティングの場所に遅れて行ったんやけど昭恵さんはお酒で出来上がっていた。
三宅洋平と意気投合してた。
二人とも目指しているところは同じ。
それは
『調和な世界』
なんで同じ人間同士が殺しあったり奪い合ったりする必要があるのだろうか?
なんで日本人同士がいがみ合ったり批判しあったりする必要があるのだろうか?
それよりもどうやったらみんなでハッピーになれるかを考えよう。
考え方ややり方はそれぞれ違う。
でも、批判しあうだけじゃなくその中から落とし所を見つけてゆこう。
そんな会話がされていた。
昭恵さんは終始ご機嫌で酔っ払った勢いでそのまま首相に電話して「今、三宅洋平さんと一緒なの変わるね」
って突然、三宅洋平に電話を変わった。
そのオープンさにみんなビックリした。
その無茶振りに怒ることなく会話してはった総理も凄いと思った。
考え方の違う二人が電話で話す。
みんな息を飲んでその会話を聞いていた。
昭恵さんはその姿を見ながらしあわせそうに涙を流してはった。
僕が凄いって思ったのはお酒の飲み方で、とにかく飲む。
はじめて出会った人の前で酔うっていうのは人を信じてないと出来ないこと。
だから、俺は昭恵さんめっちゃ凄いって思った。
好きになったし尊敬した。
この前、昭恵さんがアメリカに行く前に俺がやっているネットの塾「天然天才塾」のグループコーチングに昭恵さんにも参加してもらった。
「ぜひ、トランプ夫人と飲み明かして下さい」
なんて言うてたら、まさかのトランプさんも奥さんもお酒を飲まない人やったみたいで、晩御飯の時に昭恵さんだけお酒を飲んで批判されてた。
その記事を見て申し訳ないって思ったけど、姉さんは私は皆さんを信用していますっていうサインを送ったんやと思う。
あの記事だけを読んでたら昭恵さんの思いは伝わらなかったかもしれんけど、トライされたことは凄いと思う。
今回、籠池さんの問題でバッシングされてはったから、落ち込んでないかな?って思ってメールした。
すぐに返事が来た。
この忙しい時期にいつも返事を下さるめっちゃ律儀な人やねん。
メールの中でも
「自分は調和な世界を創りたいのに、こんな風に対立が生まれていることが悲しい」
って書いてはった。
そもそも、今回、昭恵さんが籠池さんの問題でいろいろバッシングされてるけどバッシングされる意味が分からんねんな。
姉さんはYouTubeでもあがってるようにシンプルにあの幼稚園の子供達を見て感動し、素晴らしいって思わはった。
こういう幼稚園や小学校が増えたら日本は素晴らしくなると思ったり、籠池さんの教育熱心な所も尊敬された。
そして、籠池さんからあの学校の名誉校長になってほしいと情熱的に伝えられて受け入れた。
他にもいろんな団体の代表をしたりしてて、それと同じ感覚で自分も良いと思ったから校長になったんやと思う。
おそらく、土地のことなどで昭恵さんが名誉校長になれば事が上手く進むんじゃないかと籠池さん達は思ったと思う。
この学校が出来たら子どもたちがすくすく育つと思ったらそうする気持ちもわかる。
そしたらほんまに上手くいったんやと思う。
ちなみに今、100万円の寄付のことが話題になっているけど、名誉校長になった昭恵さんが100万円の寄付をするのはとても自然な成り行きでなんら問題はない。
ただ、昭恵さんの性格から言うて秘書を席から外して渡すことをするかな?って思うし、そんな計算が出来る人じゃない。
相当な圧力がかかってない限り、そもそも寄付してたら寄付しましたって言うと思う。
だって、俺から見ても昭恵さんは人をすぐに信用するし、秘書さんも信用しているから昭恵さんの性格やったらそのまま秘書さんの前で渡してると思う。
真実は分からないけど、籠池さんのあの発言はどういう意図があって話しているのかは分からない。
そうそう布袋さんとの不倫騒動もあったけど、あの真相は単純に昭恵さんがベロンベロンに飲んでそれを布袋さんが介護しただけの話。
前回の飲み会の時も俺が店から昭恵さんをおんぶして車に乗せたぐらいやから。
それぐらいとにかくオープンな人で愛されキャラやねん。
俺は昭恵さんと話してる時に思ったのが
坂本龍馬ってこんな感じやったんとちゃうかな?
一緒に酒飲んでまず自分から腹を割って話して、敵も味方も友達にしてゆく。
お前に言われたらもう仲直りするわ!みたいな調停役。
まさかこんなところに坂本龍馬がいるなんて!って思った。
今回の一件によって昭恵さんの行動が小さくなってしまうのは日本や世の中の為にはもったいない。
だから、早くこの一件が収束したらええな〜って思う。
昭恵さんは器がデカイからそれを理解出来ない人は批判するのも当たり前。
昭恵さんをものごっつうでかい人やから。
からしょうもない批判を止めてほしい。
ハッキリと言えることは姉さんは今の世の中に絶対に必要な人やから、みんなで守ってあげてほしい。
めっちゃピュアでほんまに人を信じる素敵な人。
間違いなく日本のキーマンです。
姉さん、僕らはいつも愛してまっせー!


坂本龍馬」のくだりで噴いてしまった。坂本龍馬自体、司馬遼太郎によって虚像が流布した人間だと思うが、そうではない等身大の龍馬がこの世に現れて自分を安倍昭恵と一緒にする人間を知ったら、瞬間湯沸かし器のように激怒して、土佐の地酒「酔鯨」の大瓶を刀のように振り回してそいつを殴りつけるのではないかと勝手な想像をした。

まあこの人や三宅洋平は極端な例だろうが、「自民党に批判的」といいながら安倍昭恵を庇い立てるたちは少なくない。例の都会保守のブロガーもその一人であって、籠池の証人喚問のあと最初に公開されたエントリ*1

 そもそも昭恵夫人の秘書が、財務省の国有財産審理室長に問いあわせを行なうこと自体、「総理夫人が関わっているのだ」と忖度を求めるようなプチ圧力がけになると思うのであるが。

と書いてあったことには「プチぶっ飛んだ」(笑)。

というのは、この文章から受ける印象は、安倍昭恵のパシリ役を押しつけられた不運な経産官僚・谷査恵子に対する非難と、「プチ圧力がけ」という言葉から明らかな、安倍昭恵の口利きの印象の矮小化でしかないからだ。

今朝(3/25)の朝日新聞2面の記事を見ると、野党の批判に対する安倍晋三の「逃げの『3手』」として、安倍晋三のイラスト入りで下記3点が挙げられている。

  1. 職員のせい 夫人付職員の照会は、昭恵氏の直接支援業務ではないという主張
  2. 大阪のせい 新小学校設立認可が情報の焦点。大阪側で調べるよう主張
  3. 矮小化 国有地の売却交渉と夫人付職員の照会は時期的に無関係と主張

前記都会保守のブログ記事の文章は、このうち1と3に半分ずつ当てはまる。「半分ずつ」というのは、ブログ記事は「夫人付職員の照会は、昭恵氏の直接支援業務ではないという主張」まではしておらず、暗に谷査恵子を非難しているだけであることと、同様に「国有地の売却交渉と夫人付職員の照会は時期的に無関係と主張」まではしていないけれども、「プチ圧力がけ」の「プチ」、つまりフランス語の "petit"、英語では "little" に当たる言葉を使って文字通りの「矮小化」を意図していることを指す。だから3分の2ではなく3分の1と書くが、3分の1とはいえ上記引用文は安倍晋三の意図に沿った文章であるとしかいいようがない。

あのブログは数年前から妙に橋下徹をひいきするようになり、昨年には小池百合子公明党民進党の連携に「ちょっとワクワクする」と書くなど、年々おかしくなってきているとは思っていたが、安倍昭恵にまでシンパシーを抱くようではもはや末期的だ。そういえばあの人が大好きな『日刊ゲンダイ』は昨日の1面の大見出しが「昭恵 黒」だったんだけどなあ、などとも思った。

とはいえ当該都会保守のブログは、三宅洋平や三宅と昭恵の橋渡しをした人たちと比べれば「微罪」もいいところではある。

今まで言及した人たちに限らず、つい先々月までは「家庭内野党」などという僭称がまかり通っていた安倍昭恵に幻想を抱いていた人たちが今回のアッキード事件に戸惑っていることは想像に難くないが、彼らは無自覚のうちに安倍晋三・昭恵夫妻の術中にはまっていた事実を直視しなければならない。

彼らの猛省を求める。