kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「『金正恩は豚野郎』 脱北ラッパーが歌う“壮絶な半生”に衝撃が走る」(BuzzFeed Japan)

これも『きまぐれな日々』にいただいた鍵コメ経由で知った記事だが、安倍晋三と直接の関係はないので(極悪な独裁者同士という共通点はあるが)、タイトルは別にした。

「金正恩は豚野郎」脱北ラッパーが歌う“壮絶な半生”に衝撃が走るBuzzFeed)より

金正恩は豚野郎」脱北ラッパーが歌う“壮絶な半生”に衝撃が走る
当事者の言葉は重い。

2017/04/19 19:03
Catherine JiHye Go
キャサリン ジヘ・ゴウ BuzzFeed Staff, Japan


12歳で脱北したラッパーが歌う壮絶な半生

YouTubeの動画の引用省略=引用者註)

北朝鮮体制を批判し、現地の実態を告発する脱北ラッパーのカン・チュンヒョクさん(30)。昨年11月末に発表した曲の歌詞が衝撃的だと話題になっています。


歌詞の内容を一部抜粋(日本語意訳)してみると…

「俺の出生地は北朝鮮 86年生まれ寅年
豚野郎(金正恩)より3年遅く生まれたよ
だが幼い時はお前(金正恩)の存在を知らず
生きるのに必死で街を彷徨う日々


俺の歌詞にパンチラインは必要ない
吐き出すだけでも十分だ その意味
殴られ泣きながら逃げても射程距離 お前のmommy


北朝鮮では李雪主金正恩の妻)が “祖国の母”
だが彼女は本当の母ではない
俺の母が炭鉱村で患ったのは結核
坑道を掘った金を絞り取って作ったのは「核」


Oh shit 豚野郎 痩せろ


10歳の時 兄の真似してくわえたタバコ
苦しい人生と比べればはるかに甘かった


口のきけない犬のように 隠れて生きてた
日が沈めばゾンビ ひたすら道を這って出て
ニコチン中毒 吸殻拾って吸いながら
落ちてるパン 餅粉拾って空腹を凌いだ


月よ月よ明るい月よ 朝をちょっと遅らせてくれ
「私の子を生かしてくれるなら私を殺してもいい」


今は俺の足に履いた 白いJordan(NIKEの靴)
あの時はゴム靴さえなかった 素足少年
声をあげ こらえてきた涙全て流し
ついに到着した 望んでた場所に


これは俺の生きてきた人生半分の歌
しかし北朝鮮ではまだ聞けないこの歌を
歌詞の中に眠る数多くの両親、兄弟、友達
どうか安らかに目を閉じてくれ」


「現実は過酷すぎる」曲を聞いた人々の声

(3件のTwitterの引用省略=引用者註)


脱北者の人身売買」を食い止めたい。カンさんがBuzzFeedに明かした歌う目的

カンさんは12歳の時に、死ぬ覚悟で両親と脱北。4〜5年間に渡り中国・カンボジア・タイ・ベトナムなどの第3国に滞留し、韓国に辿り着いたのは16歳の時でした。

その後、韓国随一の美大である弘益大学で美術を専攻し、卒業後は出版社に入社。働きながら、風刺画を通して北朝鮮の現状を広く知らせる活動をしていました。
2014年の夏にヒップホップのオーディション番組に出演。伝えたいことがヒップホップの精神とマッチしていたため、音楽活動を始めることになったそうです。楽曲制作によってネットで募金を募り、集まったお金は脱北者が人身売買され北へ送還させるのを防ぐ活動に使うとのことです。「飢えて苦しむ祖国の人々を救出したい一心で、今後も北朝鮮の現状を伝え続けてゆきたい」と語っています。

(画像の引用省略=引用者註)

2014年の夏にヒップホップのオーディション番組に出演。伝えたいことがヒップホップの精神とマッチしていたため、音楽活動を始めることになったそうです。

楽曲制作によってネットで募金を募り、集まったお金は脱北者が人身売買され北へ送還させるのを防ぐ活動に使うとのことです。

「飢えて苦しむ祖国の人々を救出したい一心で、今後も北朝鮮の現状を伝え続けてゆきたい」と語っています。

(『Buzzfeed Japan』より)


そういえば私がブログを始めた頃には北朝鮮擁護論者がちらほらいたものだが、今では全く見かけなくなった。諌言をする側近を片っ端から粛清した暗黒の帝王・金正恩の悪行がここまで明らかになってはそれも当然だろう。金正日もひどかったようだが、金正恩はちょっと常軌を逸している。

だが、「独裁後進国」(少なくとも北朝鮮よりはずいぶん遅れている)か「独裁先進国」(米のトランプ当選より4年早く安倍晋三が政権に返り咲き、2012年末に独裁政権を樹立した。今やヨーロッパも続こうとしている。仏大統領選の結果はどうなるだろうか)かわからないが、日本にも北朝鮮と同じくらい、独裁者の側近や親族の命をも奪う権限が安倍晋三にあれば、安倍はそれを躊躇なく行使するのではないかと思えてならない。