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横浜市長選、林文子氏が3選 元衆院議員ら破る(朝日)

この選挙は結果も8時のゼロ打ちだったらしいことも予想通り。

http://www.asahi.com/articles/ASK7S7RMTK7SULOB030.html

横浜市長選、林文子氏が3選 元衆院議員ら破る
太田泉生
2017年7月30日22時05分

 横浜市長選は30日に投開票され、現職の林文子氏(71)が、元市議の伊藤大貴氏(39)、元衆院議員の長島一由氏(50)の新顔2氏を破り、3選を果たした。投票率は37・23%(前回29・05%)だった。

 林氏は自民と公明の推薦のほか、連合神奈川や経済界有志の支援も受けた。安倍政権が検討を進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致が争点の一つとなり、林氏は公約集で「導入を検討」と踏み込んだ。伊藤、長島両氏は「カジノはいらない」と訴えたが、及ばなかった。

 民進の市議団はカジノを巡って割れ、2009年の初当選から林氏を支えてきた旧民主系は引き続き支援する一方、旧維新系は江田憲司民進代表代行の秘書だった伊藤氏を支援した。

 林氏は2期8年に及ぶ市政で、待機児童対策や企業誘致に取り組んだ実績を強調。新顔2氏は中学校給食の実施も訴えたが、主張が重なって票が割れた。(太田泉生)

朝日新聞デジタルより)

全国有数の新自由主義都市にして、最近は激しく極右化もしている横浜の市長選は、最初から勝負が見えていたので何も書かなかったが、選挙戦終盤で山尾志桜里が自公推薦の林文子を応援したとかでリベラル・左派諸氏が噴き上がっていたことは、その方面の動きにあまり敏感でない私でも知っていた。

むしろ私などからすると、名の知れた民進党右派議員である山尾志桜里になんでみんなそんなに幻滅するほど幻想持ってたんだよ、とか、共産党が「野党共闘」の大義名分があるとはいえ、あの新自由主義者として鳴らした故橋龍橋本龍太郎)の秘書上がりで、本人も強烈な新自由主義者である江田憲司の秘書上がりの候補者なんかよく応援する気になったよな、などとそちらの方が意外だった。

また第3の候補である長島一由も、2009年の政権交代選挙で当選した元民主党衆院議員だ。

林文子が論外であることには私も異論はないが、林とて2009年の横浜市長選で民主党鳩山由紀夫代表・小沢一郎幹事長時代に推した人物だ。

共産党江田憲司の元秘書を推したことに違和感を表明する人とか(別に私は長島一由を応援していたわけでもないので誤解なきよう。私は伊藤大貴にも長島一由にも食指が動かない人間だ)、もっといろいろな意見を各自が自由に表明できる空気があっても良いのではないか。

私は、何かリベラル・左派の世界には強烈な同調圧力があるように思い、それに息苦しさを感じるものである。

もしかしたらネットでは、「山尾志桜里議員が林を応援したせいで伊藤候補が負けた」みたいな極論を言う人もいるのだろうか。まさかそこまでひどくはないとは思いたいが。

言いたいのは、「もっと多様性を!」ということだ。私がよく使う言葉だが、「別個に進んで共に撃て」で良いではないか。「リベラル・左派」のコミュニティには、「何から何まで同じでなければならない」みたいな一種全体主義的な空気が感じられてならない。