kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

辞任した財務省事務次官・福田淳一のセクハラ被害者はテレ朝女性社員

財務省事務次官福田淳一がついに辞任したが、福田辞任のきっかけとなったセクハラ問題の被害者は、上司や局の上層部が取り合ってくれない保守系メディアの人ではないかとの一部の人たちの観測*1に反してテレビ朝日の女性社員(記者とされている)だった。

テレ朝「社員がセクハラ被害」 財務省に抗議へ:朝日新聞デジタル

テレ朝「社員がセクハラ被害」 財務省に抗議へ
2018年4月19日01時05分

 テレビ朝日は19日未明、記者会見を開き、福田次官を取材した女性社員がセクハラの被害を受けたと発表した。同社によると、女性社員は次官とのやりとりを録音していた。篠塚浩取締役報道局長は「社員に対するセクハラ行為があったことは事実であると考えている」と述べた。近く財務省に正式に抗議するという。

 同社によると、女性社員は1年半ほど前から数回、次官と取材目的で会食。そのたびにセクハラ発言があったため、身を守るために会話を録音した。女性社員はセクハラの事実を報道すべきだと上司に相談したが、難しいと言われたため、週刊新潮に連絡。取材を受け、録音の一部も提供したという。

 篠塚局長は「社員からセクハラ情報があったにもかかわらず、適切な対応ができなかったことに関しては深く反省しております。また、当社社員が取材活動で得た情報を第三者に渡したことは報道機関として不適切な行為であり、遺憾に思っています」と述べた。

朝日新聞デジタルより)

女性記者が週刊新潮に情報を提供したのは、自局は取り合ってくれないが、新潮なら左だろうが右だろうが皇室だろうがスキャンダルには目がないから取り上げてくれるだろうと思ったからだとは、誰もが思うところだろう。

テレビ朝日と安倍政権といえば、ずっと以前には安倍晋三との交友関係を自ら誇示した末延吉正がいた。末延はテレビ朝日を去って久しいが、数年前にも自らの娘の弾く下手くそなバイオリン演奏を報道ステーションで流させるなど、今でも出身放送局に与える影響力は強い。今も政治部長を続けているのかどうかは知らないが藤岡信夫の解説なんかもひどかった。記者会見をした取締役報道局長の篠塚浩も安倍寄りと言われているらしい。また、部長級以上が政権にべったりという傾向はTBSも同じだ。だからTBSやテレビ朝日といっても信用ならないぞとずっと思っていたのだが、それが今回露呈した形だ。

普段政権に批判的な姿勢を装っているだけによけいに性質が悪いかもしれない。テレビ朝日の猛省を求める。

*1:私はTBSだろうがテレビ朝日だろうが体質は同じだと思っていたし、この日記には今まで書かなかったが某所にはそれを書いた。