kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

安倍政権の財政政策は小泉政権よりもっと緊縮志向の強い「経済極右」

リテラご推奨の「くりぃむ上田」とやらが司会を務めるTBSの『サタデージャーナル』は、今朝は自民党総裁選で石破茂を応援し、例によって小泉進次郎の動向に注目するというどうしようもなさだったが、例の都会保守氏のブログ記事*1には、それに呼応するかのように恥ずかしげもなく

<もし小泉進次郎氏が立ったら、ちょっとザワつく&流れも変わるかも知れないけどね。それでも安倍氏の方が強いかな?^^;進次郎くん、石破について欲しいんだけどな〜。(@@)>

などと書いてあった。リテラ、テレビ局、ブロガー氏の三者とも、もはや手の施しようがない。

そんな石破茂小泉進次郎を応援する「リベラル」あるいは都会保守と同じくらい悪質だと思うのが、主にリフレ派右派による

「安倍政権の経済政策はリベラル」

という虚偽の宣伝文句だ。これは事実に反している。

事実は、安倍政権の財政政策はあのネオリベで悪名高かった小泉純一郎政権をさらに上回る超緊縮志向なのであって(但し、安倍の「お友達」たちに対してはこの限りではないことは周知)、「財政政策に関しては小泉政権より『右』(経済右派的)」ということだ(これが私の本当の主張なのだから、id:RASEN-KAIDAN氏には誤解なさらないよう願いたい)。

その私から見て正鵠を射ていると思われる『広島瀬戸内新聞ニュース』の記事を2本引用しておく。

新自由主義のチャンピオン 小泉純一郎さんでさえ、災害時には補正予算を組んでいたのに : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2018年8月2日)

小泉純一郎さんと言えば、日本における新自由主義のチャンピオンという評価は、不動のものであろう。

しかし、その小泉さんでさえ、2005年1月、日本列島が豪雪に見舞われると、迅速に1.3兆円の補正予算案を提出し、成立させている。

国会も開かず、補正予算も組まず、の安倍政権は、小泉政権以上にひどい新自由主義政権でもある、と言うことである。

https://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/0203.html


安倍ジャパン「復興パッケージ」開けてみれば広島県補正予算にすら及ばず : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2018年8月3日)

安倍ジャパンが広島・岡山・愛媛の知事に支援パッケージを示した。

中身は、全部で1058億円。広島県の今回の災害対応の補正予算案1280億円にも達しない規模だ。

もちろん、補正予算は相変わらず組まない。予備費からの支出だ。いつ底をついてもおかしくはない。

きちんと対策をすれば予備費では足りない。それなら、補正予算を組むのが当たり前だろう。


広島県民として、悔しい。
だが、我らが広島県知事も含めて完全に総理になめられている!


こんな安倍政権の経済政策がどうして「リベラル」などと言えようか。「経済極右」そのものではないか。だから政権がずっと進めてきた金融緩和の効果が限定的なのだ*2

冗談じゃない。

また、リフレ派右派によるそんな妄言を強く批判しないリフレ派左派に対しても、私は強い不満を抱いている。

リフレ派仲間うちでの「馴れ合い」という彼らの悪しき習慣(惰性)に嫌悪を感じる次第。

*1:https://mewrun7.exblog.jp/27464309/

*2:それなのに安倍政権の経済政策のうち、財政政策ではなく金融政策ばかり批判したがる「リベラル・左派」への批判はこの日記で始終やっているが、石破茂だの小泉進次郎だのにすり寄る彼らの姿を見ていると、さもありなんと思ってしまう。