kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

経済

経済政策を議論する諸勢力は、財政政策と金融政策の立ち位置をわかりやすく示す二次元グラフを作ってみてはいかがか

昨日(6/4)で天安門事件から30年。同じ「改元」とやらがあった年でも、息の詰まりそうな重苦しい閉塞感の時代である2019年とは全く異なり、1989年は激動の年だった。年明けの1週間目の日の昭和天皇の死で幕を開けたこの年は、年の終わりまであと1週間を切っ…

「政府による『選択と集中』はこんなにも非合理だ」(飯田泰之)

「財政政策も重視する『リフレ派』」のはずでありながら、リフレ派右派に対する迎合ばかりが目につく飯田泰之という人に対して私は強い不満を持っているが、下記記事で展開されている主張についてはその通りだと思う。っていうか、いまどき政府の「選択と集…

国内景気、すでに後退局面か 「下方へ」に判断引き下げ(朝日)

やっぱりな、という感想。以下、朝日新聞デジタルの「有料記事」から無料の部分を引用する。 https://www.asahi.com/articles/ASM346J9RM34ULFA02V.html 国内景気、すでに後退局面か 「下方へ」に判断引き下げ 森田岳穂 2019年3月7日20時06分 景気動向指数の…

尖鋭化する「反・反緊縮」の代表格・田中信一郎の暴言に呆れ返った

かつての「小沢信者」は「脱原発」で尖鋭化したが、今の「民進クラスタ」だかなんだか知らないが「リベラル」の間では、「反・反緊縮」が尖鋭化しているようだ。下記田中信一郎氏のツイートはその典型例といえる。 松尾匡先生も、不景気の時に思い切って金融…

安倍政権の財政政策を「緊縮」ではなく「庶民には緊縮」と正しく呼ぼう

「はてなブログ」に引っ越しを強制されてからあと1週間で1か月になるが、「はてなダイアリー」時代の末期から、Twitterからリンクを張って言及されてもトラックバックが来なくなった。そして「はてなブログ」ではトラックバックの機能自体がない。 トラック…

財政再建志向こそ新自由主義のドグマなんだよ。リフレは関係ない。

時間がないので簡単に。 彼らからすれば私は典型的なネオリベなんだと思います(苦笑) — Eugen⊿ (@GruessGott2018) February 16, 2019 だーかーら−。何回言ったらわかるんだよ。他のリフレ派の人たちはどうか知らないが、少なくとも私の基準では、リフレへ…

民主党政権の経済失政を認めることができない呆れた「リベラル」の一例

緊縮財政やデフレを容認するどころかそれらに積極的な評価を与える、戦前でいえば立憲民政党に相当するような括弧付き「リベラル」がこの界隈で影響力を持っている間は、安倍政権あるいはそれを後継する自民党政権を反政権側の勢力が倒すことなど夢のまた夢…

現代日本の政治の戦前とのアナロジーと「薔薇マークキャンペーン」

『広島瀬戸内新聞ニュース』(2019年2月6日)より。 hiroseto.exblog.jp 以下引用する。 第二次世界大戦の前の政党内閣時代、濱口雄幸(立憲民政党)がバカ受けした時代があった。濱口は、今で言えば政治的リベラルのスタンスだが、新自由主義を進め、庶民に…

リベラル派が「小さな政府」を指向する傾向は、欧米では1930年代に改められたのに日本では未だに改まっていない

昨年の終わり頃、2019年度予算の規模が拡大すると報道に接して、ああ、景気が悪くなってきたんだなあと思った。そうこうしているうちに毎月勤労統計の不正問題が発覚し、それも2004年だったかの当初には単なる間違いだったのが、昨年1月からはどうやら意図的…

安倍政権の財政政策は小泉政権よりもっと緊縮志向の強い「経済極右」

リテラご推奨の「くりぃむ上田」とやらが司会を務めるTBSの『サタデージャーナル』は、今朝は自民党総裁選で石破茂を応援し、例によって小泉進次郎の動向に注目するというどうしようもなさだったが、例の都会保守氏のブログ記事*1には、それに呼応するかのよ…

「都会保守」に忖度して「緊縮財政を主張する一部左派知識人」の重罪

下記『広島瀬戸内新聞ニュース』の記事を読んで思ったことを書く。 都会のプチブルインテリに忖度した結果、安倍自民党に勝てない左派・リベラル【備忘録】 : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2018年7月22日) 日本の場合は、長年、財政…

「働かせ方改革」が日本経済の息の根を止める

昨日知った下記ブログ記事は、安倍政権が強引に成立させようとしている「働かせ方改革」法案の問題点の核心を突いていると思った。 Space of ishtarist: 働き方改革は、日本経済の息の根を止めるか?―ブラック企業合法化の末路― 働き方改革は、日本経済の息…

西部邁の「影」と「光」

ある程度予想はしていたが、「リベラル」が一斉に西部邁をほめたたえたことにはドン引きしてしまった。たとえば、最近私が使っているFirefoxのブックマークから外したので見に行く機会が激減した某都会保守氏のブログでは、こんなことでも書いてるんじゃない…

「ユーロ圏経済の担い手は、ドイツに逆らうポルトガル」("Foreign Policy Magazine"より)

これは、立憲民主党の面々(特に同党の「基本政策」策定に関わった人間)や、なぜか保守政治家のメルケルを「評価」することが多い「リベラル」に読んでもらいたい。半月ほど前の記事だが。 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9258_2…

NHK「いざなぎ超え データで探る中間層の実像」(9/25)のグラフは興味津々

9月に放送されたNHKニュースに関するツイートを今頃NHKが蒸し返してきたが、これが実に面白い。 https://twitter.com/nhk_news/status/946312742297915392 NHKニュース @nhk_news ”いざなぎ”超えと言われても、街から聞こえてくるのは「回復を実感できない」…

日本の「リベラル」はデフレ・財政再建大好きの「ガラパゴス」状態を早く脱せよ

私だって経済は大の苦手なのだが(一般書を読んで知識を仕入れている状態であって、専門書を読む力は全くない)、世の「リベラル」には経済音痴があまりにも多く。だから安倍晋三が左うちわでいられるのだ、と思う今日この頃。 http://d.hatena.ne.jp/kojita…

リベラル・左派の間にも、1960〜80年代への郷愁は根強いようだが、それで良いのか?

恥を忍んで書くと、こういう議論って、何も「政治に詳しい」人たちばかりではなく、もっと多くの人に議論してもらいたいと思って、明らかに私よりも数段政治や経済に詳しい方のコメントにあえて反論したのだった。その心は、やはり私より数等政治や経済に詳…

新自由主義や「小さな政府」の元凶としての「保守本流」池田勇人

井出英策という人は、前原誠司と佐藤優との共著(共著者たちも胡散臭いが、特に佐藤優が「前原誠司氏が大好きだ」と明言していることについて、かつて佐藤優を(城内実や平沼赳夫らとともに)天まで昇るほど持ち上げる*1一方で前原誠司をこき下ろしていた*2…

誰かのプレゼン資料(「仮訳」)より

以下、誰かのプレゼン資料の「仮訳」*1より。誰の資料かは書かなくてもわかるよね。 大低迷と金融の安定を超え、健全で持続的な成長に向けて この緩慢な成長の果実は一部のトップ層に偏って分配されている−格差は拡大し、賃金の上昇は停滞。 企業が投資に積…

経済成長、教育、それに内田樹

内田樹といえば代表的な「脱成長」の論者で、かつかつては「リベラル」層の間に大人気を博していた御仁だが、近年は「リベラル」層の間でも一頃のような「教祖」的な人気を失いつつあるように思われる。もっとも私は数年前から内田氏の論調に違和感を覚える…

2015年10-12月度GDP、またマイナス成長に

四半期のGDPがまたマイナス成長になった。 http://www.asahi.com/articles/ASJ2D4CFCJ2DULFA015.html GDP、年率1.4%減 2四半期ぶりマイナス成長 生田大介、大内奏 2016年2月15日11時14分 内閣府が15日発表した2015年10〜12月期の国内総生…

「戦争によらない格差是正」は以前からのリベラルの課題だ

id:zenzaburoさんの暴論に対する批判をさらに続ける。前の記事で「(後略)」として留保をつけながら流した部分に対する批判が中心。 http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160204/1454540757#c1454571018 zenzaburo 2016/02/04 16:30 財政金融政策というくく…

安倍政権の財政政策は十分に「緊縮財政」だ

id:zenzaburoさんが「きまぐれな日々」のコメンテーター・野次馬さんと同一人物ではないかとの話がコメント欄に出ているが、私は前回の「きまぐれな日々」にもらったコメントで、「あれ、野次馬さんってzenzaburoさんと同一人物なのかな」と初めて気づいた。…

ドナルド・トランプは果たして「経済左派」か?

納得できる部分もあるにはあるが、疑問も多々ある記事。これからご紹介するのはそんな記事だ。 米大統領選で躍進する「極右」トランプと「極左」サンダースが示す「挑戦者ポジション」の可能性 | ハーバービジネスオンライン(2016年1月29日)より 米大統領…

安倍政権の経済政策もひどいが、民主党と維新の党はもっとひどい

通常国会を報じる新聞のニュースを見ていると、ちょっと前まで「安保法案を仕上げたから、次は経済」と言っていたはずの安倍政権だったのに、ここにきて急に安倍晋三が「改憲議論も現実的な段階に入ってきた」と言い出している。これは昔年の安倍晋三の野望…

「戦後のマルクス主義の経済学者はどこかで小泉・竹中路線とつながる」(by 坂野潤治)

惰性について - kojitakenの日記(2015年12月9日)の続き。大阪ダブル選で大阪維新の会*1が2勝したのは、何も共産党の勢いが止まったからではなく、大阪維新の会の候補に投票するのが大阪人の「惰性」になっているからだと思う。私はこの選挙についてはずっ…

ピケティ氏とスティグリッツ氏、英労働党コービン新党首の経済顧問に(AFP)

3日前(9/28)のAFP BBニュースより。 ピケティ氏とスティグリッツ氏、英労働党コービン新党首の経済顧問に 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News ピケティ氏とスティグリッツ氏、英労働党コービン新党首の経済顧問に 2015年09月28日 14:01 発信地:ブライトン/…

クルーグマンの『さっさと不況を終わらせろ』を読み終えた

ポール・クルーグマンが2012年に書いた本『さっさと不況を終わらせろ』を読み終えた。 さっさと不況を終わらせろ (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)作者: ポール・クルーグマン,山形浩生出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/02/05メディア: 文庫この商品…

お人好し過ぎる想田和弘の思想を批判する

想田和弘と池田信夫(ノビー)が何やらやり合っているらしい。ノビーが事実無根の言いがかりをつけたらしいが、ノビーなど論外だし最近はノビーの「信者」の数も激減しているようだからうっちゃっておく*1。ここで取り上げたいのは想田和弘の「成長観」であ…

4〜6月期の実質GDP、年率1.6%減(日経)

「きまぐれな日々」に下記記事を公開した。 きまぐれな日々 「間接話法」と「積極的平和主義」が目立った「安倍談話」 記事中に下記日経記事を引用した。最近、「きまぐれな日々」はアクセス数が少ないので、こちらにも日経記事を引用しておく。 http://www.…