kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

坂野潤治

「党利党略」の誹りを恐れず堂々と選挙制度を論じよう/坂野潤治『帝国と立憲』を読んで(下)

日中戦争を阻止するには「デモクラシー勢力」の政権奪取が必要/坂野潤治『帝国と立憲』を読んで(上) - kojitakenの日記(2018年1月4日)の続き。 坂野潤治の『帝国と立憲』を読んで特に興味深かった点の一つが、吉野作造が唱えた普通選挙論の論法だ。 帝…

「崩壊の時代」の崩壊を一気に突き進める「希望の党」(=小池ファ★スト)

私の前々からの持論として、「エピゴーネン(追随者)は、本家本元でもやらない過激なことをやる」というのがある。新党への移籍希望者に「踏み絵」を踏ませる、などという暴挙は、安倍晋三だってやらないだろう。それを小池百合子と細野豪志以下の「小池百…

「戦争によらない格差是正」は以前からのリベラルの課題だ

id:zenzaburoさんの暴論に対する批判をさらに続ける。前の記事で「(後略)」として留保をつけながら流した部分に対する批判が中心。 http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160204/1454540757#c1454571018 zenzaburo 2016/02/04 16:30 財政金融政策というくく…

「戦後のマルクス主義の経済学者はどこかで小泉・竹中路線とつながる」(by 坂野潤治)

惰性について - kojitakenの日記(2015年12月9日)の続き。大阪ダブル選で大阪維新の会*1が2勝したのは、何も共産党の勢いが止まったからではなく、大阪維新の会の候補に投票するのが大阪人の「惰性」になっているからだと思う。私はこの選挙についてはずっ…

「反体制エリートが総理大臣になったのが安倍晋三」(by 坂野潤治)

坂野潤治が(私の好まない)山口二郎との対談本(2014年)で語った立憲主義論や戦前の陸海軍将校論、安倍晋三論などが面白かったのでメモしておく。幸い、ネット検索をかけると既に抜き書きされた方がおられたので、ちゃっかり孫引きさせていただきます。 歴…

立憲主義、安倍晋三、高村正彦、それに「崩壊の時代」

昨日書いた記事のコメントより2件。http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20151127/1448583080#c1448697831 id:Gl17 2015/11/28 17:03 『「よい政府」、つまり「よい権力者」は存在しない。アメリカ建国の父、トーマス・ジェファーソンが言うように、信頼はつね…

坂野潤治編『自由と平等の昭和史』(講談社選書メチエ)

先週図書館で借りた下記の本を読み終えた。 自由と平等の昭和史 一九三〇年代の日本政治 (講談社選書メチエ)作者: 坂野潤治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (7件) を見る 坂野潤治と…

坂野潤治『近代日本とアジア』と安倍晋三

先週から今週にかけて、下記の本を読んだ。 近代日本とアジア: 明治・思想の実像 (ちくま学芸文庫)作者: 坂野潤治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/10/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る 巻末から転記すると、この本は1977年10月15日…

坂野潤治『日本近代史』(ちくま新書)を読む

昨日、坂野潤治『日本近代史』を読了した。 日本近代史 (ちくま新書)作者: 坂野潤治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/03/01メディア: 新書購入: 7人 クリック: 116回この商品を含むブログ (42件) を見る 著者・坂野潤治は東京大学名誉教授で、専攻は日…

「日本の政治で悪かったのは左派の勢力が『安上がりの政府』を志向し続けたこと」(朝日新聞・坂野潤治インタビュー)

今朝(6/20)の朝日新聞オピニオン面に、坂野潤治(ばんの・じゅんじ)・東大名誉教授のインタビューが出ている。「二大政党制は幻か」というテーマで、「連立する必要なし 政治崩壊まだ続く 社民主義こそ必要」という見出しがついている。一読して、首をか…