日本の工業技術力が年々すさまじい勢いで低下していることを痛感する機会が実は多いのだが、それはその基礎となる科学技術論文の数にはっきり表れているようだ。
https://twitter.com/hirakawah/status/1029644747965530112
Hideyuki Hirakawa
@hirakawah
日本スゴイ。国立大法人化後、2005〜2015年間の世界の「科学研究の凋落」マップで断トツ。まるで暴走した鉄雄(AKIRA)の腕のように肥大している右側の膨らみが日本。「選択と集中」の結果か。Worldmapper: Science Decline 2005-2015 -
1:23 - 2018年8月15日
上記Twitter及びそこから張られたリンクで確認できる画像は本当に衝撃的なので、是非ご覧いただきたい。
https://twitter.com/kmiura/status/1030627513981001729
kmiura
@kmiura
「科学の凋落2005-2015」 の元のデータ。日本はおよそ一万本、論文が減少している。ぶっちぎりで世界一の減り方。積極的に凋落させなければこうはならない。これを日本の科学行政の敗北といわずしてなんといおうか。 http://htn.to/CQMbdxF5
18:28 - 2018年8月17日
確かに元データを参照すると、2005年から2015年までの10年間で、日本の科学技術論文は1万本近く減っている。同じ期間に中国の科学技術論文は25万本近くも増えている。
10年近く前に、金子勝と児玉龍彦が『新興衰退国ニッポン』という本を出したが、今では新興衰退国どころか高度衰退国というほかない(安倍政権というか自民党は「新興酔態国」の様相を呈しているがw)。
「安倍信者」(ネトウヨ)たちが「日本スゲェェェェェ!!!」と叫んでいる間に、事態はここまで深刻化した。
そういえば今朝のサンデーモーニングで、普段はほとんど買わない寺島実郎が、自民党総裁選で、日本の産業が世界的な競争力を急速に失っていることをなぜ議論しようとしないのかと言い、それを受けて大宅映子が「日本の若い人たちは、これからも日本はやっていけると思ってけど、やっていけないんですよ」と言っているのを聞いて、保守派の彼らでもまともなことを言うではないかと思ったが、この現実から目を背けているのが「日本スゲェェェェェ!!!」を叫ぶ「安倍信者」どもだ。
いや、問題は「安倍信者」どもばかりではない。
国立大学の法人化は、小泉純一郎内閣時代の2004年に実施された。もちろん禍根はそれ以前の自民党政権に遡ることができるが、新自由主義イデオロギーに基づく科学行政の「カイカク」を極端に推進したのは小泉政権だった。
そんな小泉純一郎と「脱原発」一点で共闘しようとするのが、日本の「リベラル」「野党共闘」勢力だ。彼らはそのおめでたさにおいて、「安倍信者」どもに一歩もひけを取らない。
本当に、日本スゲェェェェェ!!!!!