kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

トランプにわくわくする人たちと小池百合子にワクワクする人たち

ついにトランプがアメリカ大統領に就任する日がきた。

日本でも、小泉進次郎だの橋下徹だのといったマッチョ系新自由主義者と、一部の「小沢信者」などがトランプに「わくわく」しているらしい。後者では、先週も「小沢信者」のブロガーが「トランプ叩きに昂じる『リベラル』ってなんだ」と銘打ってメディアやリベラル派に批判されるトランプを「陸山会事件」などで叩かれた小沢一郎とを同一視する記事を書いて、小沢支持仲間から「【トランプ叩きに昂じる「リベラル」ってなんだ】ってなんだ?」と、痛烈な反撃を食った一件があった。

ブロガーはともかくとして、小泉進次郎の「トランプにわくわく」は朝日新聞のインタビューに答えた時の発言だが、最近の朝日は小泉進次郎だの、その前には長谷川豊だのの言い分を垂れ流すようになってきた。朝日の堕落は深刻化の一途をたどっている。

ネットの反応より。

https://twitter.com/westinghouse565/status/820944026262073344

たざきしあん
@westinghouse565

あたまだいじょうぶか 小泉進次郎氏「わくわくした」 トランプ現象に見た希望:朝日新聞デジタル

2:41 - 2017年1月16日


まあそれが普通の反応だろう。しかし、下記ブログ記事となると首を傾げざるを得ない。


記事は引用しないが、小泉進次郎や、同じブログ主が2013年に「立憲主義を理解している橋下くん」(どこがやねん by kojitaken)と形容したこともある橋下徹、さらにはトランプの就任式に「招待」されているらしい片山さつきらを批判する記事の主旨には私も異論はない。

しかし、同じブログ主はかつてこんなことも書いていた。

都公明、自民と連立解消~小池&非自民が組んで、議会や選挙で自民と戦うのか? : 日本がアブナイ!(2016年12月16日)より

このまま行くと、都議会や都議選で「小池連合vs.自民党」の戦いが繰り広げられる可能性が出て来たわけで。ちょっとワクワクすると共に、この流れが国会にも波及してくれないものかな〜と期待している


えっ、トランプに「少しわくわくする」小泉進次郎と、小池百合子に「ちょっとワクワクする」ブログ主のどこが違うの? そう思ったのだ。

少し前から気づいていたのだが、トランプのファンまたは信奉者と小池百合子のファンまたは信奉者の心理には、「わくわく(ワクワク)」という言葉で表される共通点があるように思われる。昨年末にくろかわしげる氏の下記Twitterを読んだときに気づいた。

https://twitter.com/kurokawashigeru/statuses/814643824672677888

くろかわしげる
@kurokawashigeru

今年の選挙を振り返る。民主党政権の「失敗」以上に実は立ち直れない問題。結局鳥越に期待した層は、小池ゆりこにわくわくしているというしょうもない結果に。しかしこの記事を作っているところが失敗の原因の一つだったりするわけで。
http://www.magazine9.jp/article/taidan/31705/

17:26 - 2016年12月29日


JNN世論調査安倍内閣支持率が67%に達したらしい。もともとJNN世論調査安倍内閣支持率が高く出る傾向があるが、朝日新聞世論調査でも内閣支持率は54%に達し、朝日はご丁寧にも内閣支持率が2015年夏を折り返し点にしてV字回復しているグラフを添えていた。

で、その世論調査結果を知って、「日本をあきらめそう・・・」と書いていたのが上記ブログ主だが、それに加えて「安倍内閣を支持する」と答えなかった33%なり46%なりのうち少なくない人たちが小池百合子に「ちょっとワクワク」している現実がある。私は後者により深い絶望を感じる。おそらく、彼らの多くは2005年の郵政総選挙の頃には強い危機感を抱いたかもしれないが、そのさらに前の2001年には小泉純一郎新総理大臣に期待していたのではなかろうか。その時の失敗から何も学ぶことができていないのではないかと、そのあまりの進歩のなさに絶望する今日この頃なのだった。