昨日知って、どうしようもないと思ったことが3つある。休刊(事実上の廃刊)を突然発表した『新潮45』、安倍晋三が「日本を社会主義化させている」と言った枝野幸男*1、それに相撲協会に退職願を出した貴乃花だ。
ちょうど、安倍晋三は論外だが枝野幸男もひどいのと同じように、相撲協会は論外だが貴乃花もひどいと思った。そんなところに『広島瀬戸内新聞ニュース』の記事を読んで「これだ!」と思ったので以下に引用する。
「ムラ社会相撲協会主流派」vs「青年将校貴乃花」の結末【備忘録】 : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2018年9月25日)
貴乃花親方が相撲協会を退職した。
有形無形の圧力があったというのはその通りだと思う。
相撲協会内のムラ社会体質は、それこそ、市長が土俵上で卒倒した事件の際でも明らかである。寸分も擁護できない。
しかし、貴乃花親方も問題である。正義の味方ぶっているが、一方で「日本国体を担う相撲道の精神」などと言ってしまっている。
国家主義と「一定のリベラリズム」をサンドイッチしたのは、第二次世界大戦中の青年将校に似ていると思う。
ムラ社会相撲協会主流派(白鵬、八角ら)と青年将校・貴乃花の戦争は主流派の圧勝に終わった。しかし、この相撲協会内の対立構造そのものにも「崩壊の時代」を感じてしまうのである。
今までスポーツを「偽装」し続けてきた大相撲のあり方は、もう限界に達したと私も思う。
ある意味で、貴乃花はいち早く泥舟からトンズラした形だが、極右思想を持っていることを隠そうともしないこの男は、いずれ自民党から国政選挙に立候補して清和会入りでもするんじゃないか。昨日はそんなことを思った。