kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

堤未果、自身への批判を完全黙殺か。過去には「ブーメラン」のツイートも

 堤未果Twitterサイトを覗いてみると、まず「こちらもおすすめです」の欄の筆頭に孫崎享の名前が目に入る。そこで調べてみたら、2012年に孫崎が発信した下記のツイートがみつかった。案の定というか類友というか、堤未果はラジオ番組で孫崎と対談して『戦後史の正体』を絶賛していたようだ。

 

 

 堤のTwitterサイトの「こちらもおすすめです」の3番目には石平太郎の名前もある。2番目に表示されている津田大介も、自身の言動を反省した方が良いかもしれない。

 

 その堤のツイートは、自身が最近受けている「排外主義」との批判を完全に黙殺している。もちろん知らないはずはないのだが。

 ところが、2週間前には堤自身が下記のツイートを発信していたのだった。

 

 

 「ブーメラン」あるいは「お前が言うな」の見本みたいなツイートだが、ここでリンクを張られた記事に出てくる「隆祥館書店」では、現在批判されている堤の『日本が売られる』(幻冬舎新書)が平積みにされているとのツイートを見かけたこともあった。

 リンクされた記事にはもっともなことが書かれており、多数の「はてなブックマーク」もついているのだが……。

 

www.businessinsider.jp

 

 以下上記リンク先の記事から後半部分を引用する。

 

2年前のムックシリーズがいきなり

そして後者の見計らい本制度。これは出版流通業界の慣行なのですが、書籍の問屋にあたる取次店が、書店が注文していない本を勝手に見計らって送ってくるシステムです。かつて出版業界がビジネスとして好調だった頃は、書店は自分で本を選ばなくても良いのでこのシステムを評価する人もいました。

しかし、一方的に送られてくる本の中には、隆祥館としては売りたくない差別を扇動するヘイト本やお客様から見てニーズの低い5年も前に出た本などが多く含まれています。そういう本も送られて来た以上、書店は即代金を請求され、入金をしないといけないのです。

2019年1月に取次店から『月刊Hanadaセレクション』のバックナンバーが見計い本でいきなり配本されて来たときは驚きました。奥付を見ると2017年12月24日発刊が3冊、2018年4月18日発刊が3冊、8月21日が4冊。過去、さすがに2年前のムックが送られてくるということはこれまでなかったと思います。販売実績を少しでも見てくれれば、うちはこの『月刊Hanada』はほとんど売れていないのです。それなのになぜ? という思いはぬぐえませんでした。

売れていないのに送られてくる仕組み

出版界では昨年から、本の出版のあり方について考えさせられることがしばしば起こっています。

LGBTの人たちを差別して雑誌を完売させる炎上商法、組織が大量に大手書店から購入して人為的にランキング1位を作るというやり方など。これらは本が売れなくなったことが要因だと思うのですが、長い目で見れば本自身の価値を貶めてしまうことになりかねないと思うのです。

父は生前、小さな書店も大型書店と同様の返品したら翌日に電子決済で翌日に返金されるように公正取引委員会に働きかけて6年がかりでこれを実現しました。そして、「次は見計らいの問題をやらなあかん」と言っていました。

父は例えば、注文なしでの見計らい本は即請求ではなく3カ月後に支払うという形にすべきだと考えていました。私も即代金を請求するのであれば、見計らい本も事前に書店に中身を伝え、書店側に断る権利を確保させて欲しいと思います。

この本は事実誤認が多く売りたくないので送らないで下さいと断っても現状は配本されてしまうのです。書店の意思を抜きに本を十把一絡げに、見計らいで配本するということ自体、おかしなことです。

例えばドイツは発売される前の企画本の内覧会を催し、それぞれが、自店にあった品揃えをしています。うちのお客さんの欲しい本はうちが分かっているという書店の矜持があり、それを版元も尊重してくれるのです。

出版社が作ったものを一方的な配本という流れで売るだけでなく、読者に一番近い地域の書店が、お客様の要望を聞いて出版社に伝えるということもありだと思います。

そうすれば、ヘイト本を配本されることもなく、返品作業も少なくなり取次や版元も返品で泣かされることも減少するはずです。また、金太郎飴のような没個性ではない、それぞれの書店の個性が出てくると思います。

先述したように実はこの見計い本やランク配本については長い間、おかしいと思いながら、公の場では話せませんでした。話せば取次さんからますます欲しい本を入れてもらえないのではないか、そしてお客様も小さい書店には本が来ないと考えて足が遠のかられるのではないか、と心配していたからです。

しかし、勇気を出して発信したところ、読者の方たちから望外の大きな応援を頂きました。

これは大きな励みになりました。黙っていては何も変わりません。書店としてお薦めしたい本を自信を持って仕入れて、責任を持ってお客様にご紹介していきたいのです。

今後も地域のお客様にとってかけがえの無い書店になるべく努力していきたいと思っています。

(文・写真、二村知子)

 

(『Business Insider Japan』2019年3月3日)

 

 堤未果自身についていえば、自身に寄せられた批判を完全黙殺している現在の姿勢は強く批判されて当然だ。何らかのコメントをする必要がある。