武漢の新型コロナウイルス、かなり前から、そのうちカミュの小説『ペスト』*1みたいになるんじゃないかと思っていたものの書かなかったが、本当にそうなってしまった。
ネット検索をかけても同案のツイートが多数ある。下記はその中でも早い例。
今の武漢市は、カミュ著『ペスト』で描かれたアルジェリアのオラン市を彷彿させたと言ってもいいかもしれない。医者や市民、そして浮浪者や逃亡者と登場人物たちは個性豊かで実にさまざまだ。外部と完全に遮断された街全体を襲うペストの脅威に、無慈悲な運命と人間との関連性が見事に描写されていた。
— 毛丹青 (@maodanqing) 2020年1月23日
一方、打って変わって日本の政界の極悪人と阿呆の話。まず極悪人から。
しかしこんなに次々出てくるって、本当に人望ゼロだったんじゃない? https://t.co/vxb9uc5ZOj
— Keisuke Okutsu (@knockout_77) 2020年1月28日
上記ツイートからリンクされている「週刊朝日」の記事を読むと、河井案里という人の卑小かつ悪逆非道な品性が伝わってきて吐き気がする。
一連の疑惑にはこの人の夫が深く関わっているようだが、そんな夫妻に入れ込んでいたのが、昨日またまた大恥をかいた阿呆の安倍晋三だ。
やっぱりこのシーン衝撃的すぎた。
— Tad (@TadTwi2011) 2020年1月28日
安倍首相「私は募っているという認識で、募集しているという認識ではなかった」
宮本徹議員「募るというのは募集するのと同じことですよ」#募ってはいるが募集はしてない pic.twitter.com/CFqfDNwFks
多くの方が辞書の記載を例に引いているので「何を今さら」と言われそうだが私もやっておく。
つの・る [2]【募る】
だが総理大臣や政府の程度は、その国の民度の反映だ。
文化面でも経済力でも技術力でももはや日本は先進国とはいえず、せいぜい「中進国」だよなあ、と思うことの多い今日この頃だが、安倍晋三はそんな「崩壊しつつある国」の総理大臣にふさわしい。
安倍の退陣は、これ以上の崩壊を食い止めるための必要条件の一つだろう。もちろん十分条件なんかじゃないけれど。
*1:2009年からつけている読書記録を参照すると、2012年春に読んでいた。