kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

東京都の新型コロナウイルス感染者は4日連続で過去最多を更新(26日の感染者数47人、25日の陽性率43%)

 昨日(3/26)の東京都で新型コロナウイルスPCR検査で新たに陽性が判明したのは47人で、4日連続で過去最多を更新した。昨日は、東京五輪の延期が決まるまでは時々五輪開催に向けて強気の発言をするばかりで、新型コロナウイルス対策についてはろくな発信がなかった東京都知事小池百合子が動き回り、安倍晋三と会ったり、周辺の4知事とテレビ会談をしたり、ニュース番組をはしごするなどした。「五輪ファ×ストの都知事、豹変せり」といったところか。

 ところで、昨日公開した下記記事にコメントをいただいた。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 Lint

TBSが間違えているようですが、検査74人は24日の数字です。陽性41人は25日。しかも、これまで同日付で発表された数字を見ると、検査と結果が同日のデータではないように見えます。例えば3/22は検査件数と検査人数が1、陽性者が2となっています。恐らく集計上の都合なんでしょうが、日毎のばらつきも不自然に大きいですし、精緻な分析に仕えるデータではないでしょう。1週間毎くらいにならせばある程度の傾向は捉めるのではないでしょうか。

 

 これは下記東京都のサイトを参照して、コメントの指摘の通りであることを確認した。しかし、3月25日の検査人数は95人であり、陽性者が41人なので陽性率は43%の高率になっている。

 

stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp

 

 これまで日本国内で行われたPCR検査全体では、厚労省発表の3月22日までのデータを参照すると、陽性率は約5%になっている*1

 それが25日の東京都では43%。26日の検査人数は、今日の遅い時間帯にならないとわからない。

 前記東京都のサイトに載っているグラフを見ると、検査の受診者がいっこうに増えていないのに、陽性者が急増していることがわかる。小池百合子は三連休明けの23日に突然「都市封鎖」を口走ったが、安倍政権ともども、警告は三連休の前に発しておかなければならなかった。東京五輪延期に向けての策動がかなり前から安倍や小池らが連携する形で行われていたことは疑いないが、彼らは同時に表面を取り繕うために、五輪延期が本決まりになるまでは日本国内の感染者数を少なく見せかける偽装を行っていた疑いが極めて高い。ふざけた話だ。

 以上をまとめると、今回の陽性者急増には、安倍や小池らによる「隠蔽」に加えて、感染者の急増に検査が追いつかなくなり始めている可能性が示唆される。これまでしばしば一部の論者によって唱えられてきた「厚労省新型コロナウイルス対策はうまくいっている」との高評価はここにきて怪しくなり、事態は楽観を全く許さなくなった。

 結局、これまで安倍晋三小池百合子がやったことは、武漢新型コロナウイルス対応の初期段階で習近平がやったことと同じだった。習近平はまだ誤りを自覚して早期に徹底的な検査実施へと切り替えたが、日本では安倍晋三に忖度しているとしか思えない学者たちを筆頭に、いまだに「検査不要論」が幅を利かせている。だから韓国や中国などではとっくに終息に向かっているというのに、日本ではこれから流行の本番を迎えようとしている。麻生太郎(やネトウヨやトランプら)は新型コロナウイルスを「武漢ウイルス」「中国ウイルス」と呼びたがっているようだが、日本国内においては「安倍ウイルス」あるいは「小池ウイルス」と呼ぶべきだろう。

 思えば、2013年に東京への五輪誘致を決めた時の総理大臣に、日本国民が今に至るまで政権の座を与え続けてきたことが根本的な誤りだったし、東京都民が2016年に小池百合子東京都知事に選んでしまった選択も大きな誤りだった*2

 今回のコロナ禍、特に昨今の感染拡大は、日本国民が自ら招いた事態だったというべきだ。

*1:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10359.html

*2:当時小池に「ワクワク」していた某「リベラル」(都会保守)氏のブログを久々に見に行ったが、相変わらずのミョ~に小池に甘い記事に辟易してしまった。反省の色が全然見られない。