香山リカ氏のツイートより。
日本だけ他国とは違う動きが……
— 香山リカ (@rkayama) 2020年3月9日
これもう先手先手じゃなく、手先手先の効果だろ https://t.co/IAS193mNKI
他にも同じグラフを引用したツイートがある。下記は三春充希氏がリツイートしていたので知った。
日本だけ傾きが著しく違うのだが、その理由は? 元データを提供している日本の公的機関の対応策か統計処理かいずれかが、すごく怪しい。 https://t.co/x4JMbEmkuj
— d’UOMO ex machina (@dUOMOexmachina) 2020年3月10日
しかし、これらの批判には「クルーズ船の分、下駄を履いてるだけだろ」という有力な反論がある。下記は平河エリ氏のツイート。
といいつつですが、本邦においてはまずDP号の感染者が激増したあと市中感染したわけで、別にこのグラフの形状がそれほど変だとは思わないです。
— 平河エリ@読む国会 (@yomu_kokkai) 2020年3月10日
DP号は定数ですから。
私はこの意見に説得された。確かにかなり大きな定数分だけ下駄を履いたらあのようなグラフになる。不自然でも何でもない。
まあ、いずれにせよこんなグラフに、なにかを示唆するところがあるとは、到底思えないです。もっとしっかりしたデータはたくさん公開されてるのでそちらを見たほうがいいのでは。
— 平河エリ@読む国会 (@yomu_kokkai) 2020年3月10日
まあこの件はそんなところだろう。
私は、件のグラフは別にしても、日本での検査の遅れのために発表される感染者数が過少になっているのではないかと相変わらず疑っているが、少なくともあのグラフを論拠とした批判は筋が悪い。
私自身ももう少しでこれに乗っかりそうになってしまったが、乗っからないほうが賢明だと思う。
[追記](2020.3.12)
この記事での私の主張は誤りで、取り上げたグラフの元になった日本の感染者数推移のデータには、クルーズ船の分は含まれていませんでした。お詫びして訂正します。なお、下記リンクの訂正記事を公開しました。