kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

新型コロナウイルス、和歌山の成功例が示す早期検査の有効性(news23より)

 何の因果か、私の仕事はちっとも減らずに、もう少しの間は多忙の状態が続くので、夜のニュースは相変わらずnews23が頼りだが、あの番組は出てくるコメンテーターがさまざまで、危機を強調する論者と、ちょうど9年前の今日発生した東電原発事故での原発の「御用学者」を思わせる「安心理論」を発する論者の両方が出てくる。メインキャスターの小川彩佳はもとがアナウンサーだから、彼らの意見にその場では論評を加えない。しかし、彼女が御用学者系のコメンテーターの言葉を信用していないことが、後日の放送からうかがえたりする。このあたりが興味深くて、小川彩佳という人は良い勘をしているなあと思う。番組の視聴率はキャスター交代前と変わらず4%くらいらしいけれども。まあキャスターに加えて、番組のスタッフも(ある程度)しっかりしているのだろう(スポーツコーナーはダメだけど)。前任者の元TBSアナの雨宮塔子だって決して悪くなかった*1。ダメなのは元朝日新聞記者の星浩であって、アンカーが故岸井成格から星に交代して一時顕著に見られた番組のワイドショー化の悪弊は、キャスターが小川彩佳に代わってましになったとはいえ、今でも多少残っている。

 昨夜(3/10)のnews23は、和歌山県が早期検査を実施することによって、複数の感染者を出した有田病院の安全宣言にこぎつけたことを紹介していた。この特集は良かった。下記に但馬問屋さんのツイートを紹介する。

 

 

 その「まさか」だろう。小池百合子もまた安倍晋三と同じ「五輪の亡者」なのだ。何が何でも東京五輪の開催にこぎつけたい。だから安倍晋三と同様、検査の拡充に腰が引けまくっているのだ。安倍の陰に隠れている感がある小池は、もっと厳しく批判されなければならない。

 他に大阪(維新の勢力が絶大)や愛知(特に河村たかしが市長を務める名古屋市)が酷いが、先日初の感染者が確認された広島でも、4つの病院に8回行って、8度目でようやく陽性が確認されたとのことだった。

 あまりネガティブなことばかり言っていても仕方がないので和歌山の話に戻ると、和歌山の事例は、検査を拡充して早期に検査を行うことこそ感染を抑えるもっとも有効な方法の一つであることを強く示唆しているように思われる。

 この国でテレビに出てくる「専門家」たちは、安倍晋三(や小池百合子その他)に遠慮でもしているのか、検査に意味はないと言わんばかりの人が多いが、そういう「専門家」たちに対しては不信感しか持てない。

 そう、9年前にテレビに出まくっていた原発の「御用学者」たちに対して持ったのと同じ種類の不信感だ。

*1:そういえば小川彩佳はもう少ししたら産休を取るらしいけれど、その間誰が代行を務めるのだろうか。TBSのアナウンサーには適任者が思い浮かばないので、雨宮塔子でも良いのではないか。それともそのさらに前の膳場貴子(元NHK)あたりか。